テーブルには、あのお城も載(の)っていて、踊り子はあいかわらず足を高く上げていました。
「やあ、ようやく帰ってきた。ただいま、踊り子さん。」
一本足の兵隊がじっと踊り子を見つめていると、持ち主の男の子が一本足の兵隊を
掴(つか)んで言いました。
「一本足の兵隊なんて、もういらないや。」
そして、燃(も)え盛(さか)るストーブの中に放(ほう)り込(こ)んでしまいました。
兵隊は自分の身体(しんたい)が溶(と)けていくのを感じましたが、どうすることもできません。
「さようなら、踊り子さん。いつまでもお元気で。」
そのとき、ふいに窓が開(あ)いて風が吹き込み、紙の踊り子がヒラヒラと舞(ま)い上(あ)がると、ストーブの中の兵隊のところへ飛び込んできました。
「やあ、来てくれたんだね。ありがとう、花嫁さん。」
やがて、紙の踊り子は燃(も)え尽(つ)き、すずの兵隊もすっかり溶けてしまって、ハート型(かた)の小さなかたまりになりました。
桌子上还放着美丽的宫殿,小舞女仍旧高高举着一条腿。
啊啊,我终于回来了,你好,跳舞的小姐。
一条腿的锡兵注视着小舞女,忽然小男孩把锡兵拿起来,
“一条腿的锡兵没用了”。
男孩说着把锡兵扔进了熊熊燃烧的火炉里。
锡兵感到自己的身体在融化,但是他却无能为力。
再见了跳舞的小姐,永远祝福你。
这时,忽然窗开了,风吹进来,把那位跳舞的小姐追起来,她飘飘然飞起来,正好飞到火炉里来到锡兵的身边。
啊,你来陪我了。谢谢,我的新娘。
一会,跳舞的女孩烧没了。锡兵也完全融化了,他化成了一颗小小的心形的锡块。