働き者の未亡人が、若い女たちを召使いとしてやとっていました。
朝暗いうちにニワトリが時を告げると、女主人は召使いを叩き起こして、せっせと働かせるのでした。
召使いは、いつもへとへとに疲れていました。
「こんなにわたしたちがくたびれるのは、あの憎らしいニワトリのせいだわ。あれが夜の明けないうちからご主人を起こすからいけないのよ」と、召使いたちは考えて、ニワトリを殺してしまう事にしました。
ところがこの計画を実行してニワトリを殺してしまうと、かえって前よりもひどい事になりました。と、いうのは、女主人はニワトリの声で時間を知る事が出来なくなった為に、もっと早くから召使いたちを起こして、働かせる様になってしまったからです。
このお話しは、良いと思ってやった事の為に、かえって不幸を招く場合が多い事を教えています。
有个能干的寡妇,雇了些年轻的女人,作为仆人。
早晨天还没亮,鸡一打鸣,女主人就叫醒仆人们,让她们不停地干活。
仆人们总是累得精疲力尽。
她们想:我们疲惫不堪,就是因为那只讨厌的公鸡。
它天没亮就叫醒女主人,这可不行!
她们决定把鸡杀了。
然而执行这个计划,杀了鸡以后,反而比以前更厉害了。
因为女主人不能凭鸡叫知道时间,更早地把佣人们叫起来,让她们去干活。
这则故事告诉我们,因为做了自己认为好的事情而招致不幸的情况经常有。