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第16章 ゴドリックの谷 Godric's Hollow(3)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:とはいえ、ある程度の断片的なニュースは漏もらしてくれた。スネイプは、強きょう硬こう派はの学生による小しょう規き模ぼの反乱
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とはいえ、ある程度の断片的なニュースは漏もらしてくれた。スネイプは、強きょう硬こう派はの学生による小しょう規き模ぼの反乱に、絶えず悩なやまされているようだった。ジニーはホグズミード行きを禁じられていた。また、スネイプは、アンブリッジ時代の古い教育令である学生がくせい集会しゅうかい禁止きんし令れいを復活ふっかつさせ、三人以上の集会や非公式の生徒の組織を禁じていた。

こうしたことから、ハリーは、ジニーがたぶんネビルとルーナと一緒いっしょになって、ダンブルドア軍団ぐんだんを継続する努力をしているのだろうと推すい測そくした。こんなわずかなニュースでも、ハリーは、胃が痛くなるほどジニーに会いたくてたまらなくなった。しかし同時に、ロンやダンブルドアのことも考えてしまったし、ホグワーツそのものを、ガールフレンドだったジニーと同じぐらい恋しく思った。フィニアス・ナイジェラスがスネイプによる弾圧だんあつの話をしたときなど、一瞬いっしゅん我を忘れ、学校に戻ってスネイプ体たい制せい揺ゆさぶりの運動に加わろうと、本気でそう思ったほどだった。食べ物や柔やわらかなベッドがあり、自分以外の誰かが指し揮きを執とっている状況は、このときのハリーにとって、この上なくすばらしいものに思われた。しかし、自分が「問もん題だい分ぶん子しナンバーワン」であることや、首に一万ガリオンの懸けん賞しょう金きんが懸かかっていることを思い出し、ホグワーツにいまのこのこ戻るのは、魔ま法ほう省しょうに乗り込むのと同じぐらい危険だと思い直した。実際にフィニアス・ナイジェラスが、何気なくハリーとハーマイオニーの居い場ば所しょに関する誘ゆう導どう尋じん問もんを会話に挟はさむことで、計はからずもその危険性を浮き彫りにしてくれた。そのたびに、ハーマイオニーは肖しょう像ぞう画がを乱暴にビーズバッグに押し込んだし、フィニアスはと言えば、無礼な別れの挨拶あいさつへの応酬おうしゅうにその後数日は現れないのが常だった。

季節はだんだん寒さを増してきた。イギリスの南部地方だけに留まれるなら、せいぜい霜が立つことくらいが悩みの種だったが、一か所に長く滞在たいざいすることは危険だということであちらこちらをジグザグに渡り歩いたため、二人は大変な目に遭あうことになった。あるときは霙みぞれが山腹に張ったテントを打ち、あるときは広大な湿原しつげんで冷たい水がテントを水浸みずびたしにした。また、スコットランドの湖の真ん中にある小島では、一夜にしてテントの半分が雪に埋もれた。

居間の窓にきらめくクリスマスツリーをちらほら見かけるようになったある晩、ハリーは、まだ探っていない唯一ゆいいつの残された途みちだと思われる場所を、もう一度提案しようと決心した。「透明とうめいマント」に隠れてスーパーに行ったハーマイオニーのおかげで――出るときに、開いていたレジの現金入れに几き帳ちょう面めんにお金を置いてきたのだが――いつになく豊かな食事をしたあとのことだった。スパゲッティミートソースと缶詰かんづめの梨なしで満腹のハーマイオニーは、いつもより説せっ得とくしやすそうに思われた。その上、用意周到しゅうとうにも、分ぶん霊れい箱ばこを身につけるのを数時間休もうと提案しておいたので、分霊箱はハリーの脇わきの二段ベッドの端はしにぶら下がっていた。

「ハーマイオニー」

「ん」

ハーマイオニーは、「吟ぎん遊ゆう詩し人じんビードルの物語ものがたり」を手に、クッションの凹へこんだ肘ひじ掛かけ椅い子すの一つに丸くなって座っていた。ハリーは、この本からこれ以上得るものがあるのかどうかすら疑問ぎもんだった。もともとがたいして厚い本ではない。しかしハーマイオニーは間違いなく、まだ何かの謎解なぞときをしていた。椅い子すの肘ひじに、「スペルマンのすっきり音節おんせつ」が開いて置いてある。

ハリーは咳払せきばらいした。数年前に、まったく同じ気持になったことを思い出した。ダーズリー夫婦を説得せっとくできずに、ホグズミード行きの許きょ可か証しょうにサインしてもらえなかったにもかかわらず、マクゴナガル先生に許可を求めたときのことだ。


    不过,他还是透露了一些片断。斯内普要对付一帮死硬派 学生持续不断的低调反抗。金妮被禁止进入霍格莫德。斯内普 恢复了乌姆里奇的旧规定,禁止三人以上的学生集会以及任何 非正式的学生社团。
    从这一切中,哈利推测金妮,可能还有纳威和卢娜跟她一 起,在尽力维持邓布利多军。零星的消息使哈利如此渴望见到 金妮,几乎想到了胃痛的程度,同时也让他想到了罗恩,想到 了邓布利多,想到了霍格沃茨,他对学校的思念几乎和对女友 的一样强烈。真的,当菲尼亚斯·奈杰勒斯讲述斯内普的镇压 措施时,哈利有过一刹那的疯狂,他想象着干脆回学校去参加 给斯内普捣乱的行动:有饱饭吃,有软和的床铺睡,有别人的 负责,似乎是世界上最美妙的生活。但他随即想起自己是头号 不良分子,被悬赏一万金加隆通缉,如今走进霍格沃茨就像走 进魔法部一样危险。菲尼亚斯·奈杰勒斯无意间强调了这一事 实,他常用诱导性的问题探听哈利和赫敏在什么地方。每当这 种时候,赫敏便把他塞回串珠小包。在这样粗暴的送行之后, 菲尼亚斯·奈杰勒斯总是几天都不肯露面。
    天气越来越冷。因为不敢在一个地区待得太久,他们没有 留在英国南部(那儿最坏也就是地面结霜而已),而是继续在 国内四处迁徙。半山腰,冻雨敲打着帐篷;沼泽地,冷水灌进 帐篷里;苏格兰的湖心小岛,夜间积雪埋住了半个帐篷。
    他们已经从几家客厅窗口看到圣诞树在闪耀,一天晚上, 哈利终于决心再次提起在他看来是剩下的惟一一条路。刚吃完 一顿难得的美餐(赫敏穿着隐形衣去了超市,还细心地往收银 台抽屉里丢了些钱),肚子里填满了意大利细面条和梨罐头, 哈利想她这时也许会比平时更容易说动一些。而且他已周密地 预先提议歇几个小时不戴魂器,它现在正挂在他身边的床头。
    “赫敏?”
    “嗯?”她正蜷在一把凹陷的扶手椅里,读着《诗翁彼豆 故事集》。哈利想象不出她还能从那本书里读出什么新鲜东西 ,它毕竟不是很厚。但她显然还在破译着什么,因为《魔法字 音表》摊在椅子扶手上。
    哈利清了清嗓子,感觉就好像几年前,他没能得到德思礼 夫妇签字允许,却要问麦格教授他能不能去霍格莫德一样。
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