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第20章 ゼノフィリウス・ラブグッド(9)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:「中に入ってもよろしいでしょうか」ハリーが尋たずねた。「お聞きしたいことがあるのですが」「そそれはどうかな」ゼノフィリウ
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「中に入ってもよろしいでしょうか」ハリーが尋たずねた。「お聞きしたいことがあるのですが」

「そ……それはどうかな」ゼノフィリウスは、囁ささやくような声で言った。そしてゴクリと唾つばを飲み、さっと庭を見回した。「衝撃しょうげきと言おうか……何ということだ……私は……私は、残念ながらそうするべきではないと――」

「お時間は取らせません」ハリーは、この温かいとは言えない対応に、少し失望した。

「私は――まあ、いいでしょう。入りなさい。急いで。急いで」

敷居しきいを跨またぎきらないうちに、ゼノフィリウスは扉とびらをバタンと閉めた。そこは、ハリーがこれまで見たこともない、へんてこなキッチンだった。完全な円形の部屋で、まるで巨大な胡こ椒しょう入いれの中にいるような気がする。何もかもが、壁かべにぴったりはまるような曲線になっている。ガスレンジも流し台も、食しょ器っき棚だなも全部がだ。それに、すべてに鮮あざやかな原色で花や虫や鳥の絵が描いてある。ハリーはルーナ好みだと思ったが、こういう狭せまい空間では、やや極端きょくたんすぎる効果が出ていた。

床の真ん中から上階に向かって、鍛たん鉄てつの螺ら旋せん階かい段だんが伸びている。上からはガチャガチャ、バンバンとにぎやかな音が聞こえていた。ハリーは、いったいルーナは何をしているのだろうと思った。

「上に行ったほうがいい」ゼノフィリウスは、相変わらずひどく落ち着かない様子で、先に立って案内した。

二階は居間と作業場を兼かねたようなところで、そのためキッチン以上にごちゃごちゃしていて、かつて見た「必ひつ要ようの部へ屋や」の様子を彷ほう彿ふつとさせた。部屋が、何世紀にもわたって隠された品々で埋まった巨大な迷路めいろに変わったときの、あの忘れられない光景だ。もっとも、ここはあの部屋よりは小さく、完全な円えん筒とう形けいではあったが、本や書類がありとあらゆる平面に積み上げられているし、天井からは、ハリーには何だかわからない生き物の精せい巧こうな模型もけいが、羽ばたいたり顎あごをバクバク動かしたりしながらぶら下がっていた。

ルーナはそこにいなかった。さっきのやかましい音を出していたものは、歯車や回かい転てん盤ばんが魔法で回っている木製の物体だった。作業台と古い棚を一組くっつけた奇き想そう天てん外がいな作品に見えたが、しばらくしてハリーはそれが旧式の印刷機だと判断した。「ザ・クィブラー」がどんどん刷り出されていたからだ。

「失礼」ゼノフィリウスはその機械につかつかと近づき、膨ぼう大だいな数の本や書類の載のったテーブルから汚らしいテーブルクロスを抜き取って――本も書類も全部床に転がり落ちたが――印刷機に被かぶせた。ガチャガチャ、バンバンの騒音はそれで少し抑えられた。ゼノフィリウスは、あらためてハリーを見た。

「どうしてここに来たのかね」

ところが、ハリーが口を開くより前に、ハーマイオニーが驚いて小さな叫さけび声を上げた。

「ラブグッドさん――あれは何ですか」

指差していたのは、壁に取りつけられた螺旋状の巨大な灰色の角つので、一角獣ユニコーンのものと言えなくもなかったが、壁から一メートルほども突き出している。


    “可以进去吗?”哈利说,“我们有点事想请教您。”
    “我……我不知道是不是合适。”谢诺菲留斯小声说。他 咽了口唾沫,迅速地往花园里扫了一眼。“非常意外……说实 话……我……我觉得我恐怕不应该——”
    “不会要多久的。”哈利说,对这不大热情的迎接有点失 望。
    “我——哦,那好吧。进来,快,快!”
    三人刚跨进门槛,谢诺菲留斯就把门撞上了。他们站在哈 利见过的最奇怪的厨房中。房间是标准的圆形,感觉就像待在 一个巨大的胡椒瓶里。所有的东西都做成了弧形,与墙壁相吻 合:包括炉子、水池和碗柜,并且都用鲜艳的三原色绘满了花 卉、昆虫和鸟类。哈利觉得看到了卢娜的风格:在这样封闭的 空间里,效果有一点强烈得受不了。
    在房间中央,一个铸铁的螺旋形楼梯通到楼上,楼上传来 咔啦咔啪和乒乒乓乓的响声,哈利心想不知道卢娜在干什么。
    “最好上楼吧。”谢诺菲留斯说,仍然显得非常不自在。 他在前面带路。
    上面的房间似乎既是客厅又是工作间,所以比厨房还要乱 。它简直有点像有求必应屋那次变成的令人难忘的大迷宫,堆 着许多世纪以来藏进去的东西,只是这间小得多,而且是标准 的圆形。每一处表面都有一堆堆的书和纸。天花板上吊着精致 的动物模型,是哈利不认识的,都在拍着翅膀或动着嘴巴。
    卢娜不在。发出那些响声的是一个木头家伙,有许多靠魔 法转动的齿轮。它看上去像工作台和一堆旧架子杂交出来的怪 物,但过了一会儿哈利推测这是一台老式印刷机,因为它在吐 出一份份《唱唱反调》。
    “请原谅。”谢诺菲留斯大步走到机器跟前,从一大堆书 和纸底下拽出一块污秽的桌布,书和纸一齐滚到地上。他把布 蒙到印刷机上,盖住了一些乒乒乓乓和咔啦咔啪的响声,然后 转向哈利。
    “你为什么来这儿?”
    哈利刚要说话,赫敏轻轻地惊叫了一声。
    “洛夫古德先生——那是什么?”
    她指着一只巨大的灰色螺旋形兽角,与独角兽的有些相似 ,它安在墙上,伸进房间几英尺。
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