「少なくともこれは、身につけられないな。首に掛かけたら少し変だろう」ロンが手の甲で口を拭ぬぐいながら言った。
ハーマイオニーは、ドラゴンがまだ水を飲んでいる遠くの岸を眺ながめていた。
「あのドラゴン、どうなるのかしら」ハーマイオニーが聞いた。「大丈夫かしら」
「君、まるでハグリッドみたいだな」ロンが言った。「あいつはドラゴンだよ、ハーマイオニー。ちゃんと自分の面倒を見るさ。心配しなけりゃならないのは、むしろこっちだぜ」
「どういうこと」
「えーと、この悲報ひほうを、どう君に伝えればいいのかなぁ」ロンが言った。「あのさ、あいつらは、もしかしたら、僕たちがグリンゴッツ破りをしたことに気づいたかもしれないぜ」
三人とも笑い出した。いったん笑いはじめると止まらなかった。ハリーは笑いすぎて肋ろっ骨こつが痛くなり空腹で頭がふらふらしたが、草に寝転ねころんで夕焼けの空を見上げ、喉のどがかれるまで笑い続けた。
「でも、どうするつもり」
ハーマイオニーはひくひく言いながら、やっと笑いやんで真顔になった。
「わかってしまうでしょうね、『例のあの人』に。私たちが分霊箱のことを知っていることが」
「もしかしたら、やつらは怖こわくてあの人に言えないんじゃないか」ロンが望みをかけた。「もしかしたら、隠そうとするかも――」
そのとき、空も湖の水の匂においも、ロンの声もかき消え、ハリーは頭を刀で割さかれたような痛みを感じた。
“至少这回不能戴着它了,把它挂在脖子上会显得有点怪 异。”罗恩说,一边用手背擦了擦嘴。
赫敏看了一眼湖对岸,巨龙还在那里饮水。
“你们说,它会怎么样呢?”她问道,“它会有事吗?”
“你说起话来像海格,”罗恩说,“它是一条火龙,赫敏 ,它能够照料自己的。需要担心的是我们。”
“什么意思?”
“啊,我不知道怎么委婉地告诉你,”罗恩说,“我想那 些家伙可能已经发现我们闯进了古灵阁。”
三个人都笑了起来,而且笑得一发不可收拾。哈利饿得有 点头昏眼花,肋骨疼痛,但是他躺在草地上和泛红的天空下一 直笑到喉咙发疼。
“那么,我们该干什么呢?”赫敏最后说道,打着嗝严肃 起来,“他会知道,不是吗?神秘人会知道我们了解他的魂器 !”
“也许他们会吓得不敢告诉他?”罗恩心存侥幸地说,“ 也许他们会掩盖——”
天空、湖水的气味和罗恩的说话声突然消失了:疼痛像剑 一般刺进哈利的脑袋。