「よけいなお世話だ」死喰い人の一人が言った。「貴様自身のことを心配しろ。夜間外出禁止令を破りやがって」
「それじゃぁ、俺のパブが閉鎖へいさになりゃ、おまえたちの薬やくや毒薬の取引はどこでする気だ おまえたちの小遣こづかい稼かせぎはどうなるかねぇ」
「脅おどす気か――」
「俺おれは口が固い。だから、おまえたちはここに来るんだろうが」
「俺は間違いなく牡鹿おじかの守しゅ護ご霊れいを見た」最初の死し喰くい人びとが叫さけんだ。
「牡鹿だと」バーテンが吠ほえ返した。「山や羊ぎだ、バカめ」
「まあ、いいだろう。俺たちの間違いだ」二人目の死喰い人が言った。「こんど外出禁止令を破ってみろ、この次はそう甘くはないぞ」
死喰い人たちは鼻息も荒く、大通りへ戻っていった。ハーマイオニーは、ほっとしてうめき声を上げ、ふらふらと「マント」から出て、脚あしのがたついた椅い子すにドサリと腰掛こしかけた。ハリーはカーテンをきっちり閉めてから、ロンと二人で被かぶっていた「マント」を脱いだ。階下でバーテンが入口の閂かんぬきを閉め直し、階段を上がってくる音が聞こえた。
ハリーは、マントルピースの上にある何かに気を取られた。少女の絵の真下に、小さな長方形の鏡が立てかけてある。
バーテンが部屋に入ってきた。
「とんでもないバカ者どもだ」三人を交互に見ながら、バーテンがぶっきらぼうに言った。「のこのこやって来るとは、どういう了見りょうけんだ」
「ありがとうございました」ハリーが言った。「お礼の申し上げようもありません。命を助けてくださって」
“你就别替我们操心了,”一个食死徒说,“还是考虑考 虑你自己吧,违反宵禁!”
“如果我的酒吧关门了,你们这帮人上哪儿去倒卖魔药和 毒品呢?你们的小副业怎么办呢?”
“你胆敢威胁——?”
“我保证守口如瓶,你们就是为了这个来的,是不是?”
“我还是认为我看见了一头牡鹿守护神!”第一个食死徒 大喊。
“牡鹿?”酒吧老板吼道,“那是只山羊,白痴!”
“好了好了,我们弄错了。”第二个食死徒说,“再敢违 反宵禁,我们就不会这么客气了!”
食死徒们转身返回到大街上。赫敏放心地舒了口气,从隐 形衣下面钻了出来,坐在一张摇摇晃晃的椅子上。哈利把窗帘 拉严了,把隐形衣从自己和罗恩身上脱了下来。他们听见酒吧 老板在下面闩上酒吧的门,走上了楼梯。
哈利的注意力被壁炉台上的一个东西吸引住了:一面长方 形的小镜子支在台上,就在那个姑娘肖像的下面。
酒吧老板进了房间。
“你们这些该死的傻瓜,”他粗暴地说,挨个儿看看他们 三个,“你们是怎么想的,竟然跑到这儿来了?”
“谢谢你,”哈利说,“真不知该怎么感谢你。你救了我 们的命。”