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第31章 ホグワーツの戦い(24)

时间: 2023-08-10    进入日语论坛
核心提示:しばらくの間、あえいだり咳き込んだりする音以外は何も聞こえなかった。やがて、バーンという大きな音が何度も城を揺ゆるがし、
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しばらくの間、あえいだり咳き込んだりする音以外は何も聞こえなかった。やがて、バーンという大きな音が何度も城を揺ゆるがし、透とう明めいな騎き馬ば隊たいの大軍が疾駆しっくしていった。騎乗きじょう者しゃの腋わきの下に抱えられた頭が、血に飢うえた叫さけびを上げていた。「首無くびなし狩かり人うど」の一行が通り過ぎた後のち、ハリーはよろよろと立ち上がり、あたりを見回した。どこもかしこも戦いの最中さなかだった。退却たいきゃくするゴーストの群れの叫びよりも、もっと多くの悲鳴が聞こえてきた。ハリーは突然戦せん慄りつを覚えた。

「ジニーはどこだ」ハリーが鋭い声を上げた。「ここにいたのに。『必要の部屋』に戻ることになっているのに」

「冗談じょうだんじゃない、あんな大火事のあとで、この部屋がまだ機能すると思うか」

そう言いながらロンも立ち上がって、胸をさすりながら左右を見回した。

「手分けして探すか」

「ダメよ」立ち上がったハーマイオニーが言った。

マルフォイとゴイルは、床に力なく伸びたままだった。二人とも杖つえがない。

「離れずにいましょう。さあ、行きましょうか――ハリー、腕に掛かけてる物、何」

「えっ ああ、そうだ――」

ハリーは手首から髪かみ飾かざりを外はずし、目の前に掲かかげた。まだ熱く、煤すすで黒くなっていたが、よく見ると小さな文字が彫ほってあるのが読めた。

計はかり知れぬ英知えいちこそ、われらが最大の宝なり

黒くねっとりした血のようなものが、髪飾りから流れ出ているように見えた。突然、髪飾りが激はげしく震え、ハリーの両手の中で真っ二つに割れた。そのとたん、ハリーは、遠くからの微かすかな苦痛の叫さけびを聞いたように思った。校庭からでも城からでもなく、たったいまハリーの手の中でバラバラになった物から響ひびいてくる悲鳴だった。

「あれは『悪霊あくりょうの火』だったに違いないわ」

砕くだけた破片はへんに目をやりながら、ハーマイオニーがすすり泣くような声で言った。

「えっ」

「『悪霊あくりょうの火ひ』――呪のろわれた火よ――分ぶん霊れい箱ばこを破壊はかいする物質の一つなの。でも私なら絶対にそれを使わなかったわ。危険すぎるもの。クラッブは、いったいどうやってそんな術を――」

「カロー兄妹きょうだいから習ったに違いない」ハリーが暗い声で言った。

「やつらが止め方を教えたときに、クラッブがよく聞いていなかったのは残念だぜ。まったく」ロンが言った。

ロンの髪かみは、ハーマイオニーの髪と同じく焦こげて、顔は煤すすけていた。

「クラッブのやつが僕たちを皆殺しにしようとしてなけりゃ、死んじゃったのはかわいそうだけどさ」

「でも、気がついてるかしら」ハーマイオニーが囁ささやくように言った。「つまり、あとはあの大だい蛇じゃを片付ければ――」


    沉默,只听见喘气和咳嗽声。接着一连串砰砰的巨响,震 得整个城堡都在颤抖,一支由透明的人影组成的浩浩荡荡的队 伍,骑着马飞奔而过,他们的脑袋夹在胳膊底下,还在杀气腾 腾地呐喊着。无头猎手队经过后,哈利摇摇晃晃地站起来,打 量着四周:战斗还在进行。除了刚才那些撤退的幽灵,他还听 到更多的人在喊叫。他的内心恐慌极了。
    “金妮在哪儿?”他突然说道,“她刚才在这儿,她应该 回到有求必应屋的。”
    “天哪,在那场大火之后,你以为那屋子还管用吗?”罗 恩问,但他也站了起来,一边揉着胸口一边左右张望,“我们 分头找找——?”
    “不,”赫敏说着也站起身。马尔福和高尔还是无力地瘫 在走廊的地板上,两人都没了魔杖。“我们不要分开。我们走 吧——哈利,你胳膊上是什么?”
    “什么?噢,对了——”
    他把冠冕从手腕上褪下来举在手里。冠冕还是滚烫的,上 面沾满黑色的烟灰,但他仔细看时,勉强辨认出了上面刻着的 细小的文字:过人的聪明才智是人类最大的财宝。
    一种血一般的、乌黑黏稠的东西,似乎正从冠冕里渗透出 来。突然,哈利感到冠冕在剧烈地振动,然后在他手里裂成了 碎片。它裂开时,哈利隐约听见了极其微弱、极其遥远的痛苦 的惨叫,不是从城堡或操场传来,而是从他手指间那个刚刚碎 裂的东西里发出来的。
    “肯定是厉火!”赫敏眼睛盯着那些碎片,带着哭腔说。
    “你说什么?”
    “厉火——邪恶的火——可以毁灭魂器的物质之一,但我 一辈子也没胆量使用它,太危险了。克拉布怎么知道——?”
    “肯定是从卡罗兄妹那里学来的。”哈利神色严峻地说。
    “真可惜,他没有专心听他们讲怎么把火熄灭。”罗恩说 ,他的头发跟赫敏的一样被烤焦了,脸上黑乎乎的,“要不是 他一心想杀死我们,我例会为他的死感到难过呢。”
    “可是你想没想到?”赫敏小声说,“这就是说,如果我 们能把那条蛇——”
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