怯おびえ、暗がりでつまずきながら、ルシウスは部屋を出ていった。ヴォルデモートは杖つえを指で回し、じっと見つめながら、その場に立ったままだった。
「それしかないな、ナギニ」
ヴォルデモートはつぶやきながら、あたりを見回した。巨大な太い蛇が、宙に浮く球の中で優雅ゆうがに身をくねらせていた。ヴォルデモートがナギニのために魔法で保ほ護ごした空間は、星をちりばめたようにきらめく透明とうめいな球体で、光る檻おりと水すい槽そうが一緒いっしょになったようなものだった。
卢修斯心惊胆战,跌跌绊绊地走过黑暗的房间,离开了。 伏地魔仍站在那里,转动着手指间的魔杖,眼睛也盯着它。
“只有这个办法了,纳吉尼。”他轻声说,转过目光,看 着那条粗粗的大蛇。大蛇现在悬在半空中,在伏地魔为它设置 的魔法保护空间里优雅地扭动着,那是一个星光闪闪的透明球 体,既像一个闪光的笼子又像一个水箱。