「許してくれ」
「聞きたくないわ」
「許してくれ」
「言うだけむだよ」
夜だった。リリーは部屋着を着て、グリフィンドール塔とうの入口の、「太った婦人レディ」の肖しょう像ぞう画がの前で、腕組みをして立っていた。
「メリーが、あなたがここで夜明かしすると脅おどしているって言うから、来ただけよ」
「そのとおりだ。そうしたかもしれない。決してきみを『穢けがれた血ち』と呼ぶつもりはなかった。ただ――」
「口が滑すべったって」リリーの声には哀あわれみなどなかった。「もう遅いわ。わたしは何年も、あなたのことを庇かばってきた。わたしがあなたと口をきくことさえ、どうしてなのか、わたしの友達は誰も理解できないのよ。あなたと大切な『死し喰くい人びと』のお友達のこと――ほら、あなたは否定もしない あなたたち全員がそれになろうとしていることを、否定もしない 『例のあの人』の一味になるのが待ち遠しいでしょうね」
スネイプは口を開きかけたが、何も言わずに閉じた。
「わたしにはもう、自分に嘘うそはつけないわ。あなたはあなたの道を選んだし、わたしはわたしの道を選んだのよ」
「お願いだ――聞いてくれ。僕は決して――」
「――わたしを『穢れた血』と呼ぶつもりはなかった でもセブルス、あなたは、わたしと同じ生まれの人全部を『穢れた血』と呼んでいるわ。どうして、わたしだけが違うと言えるの」
セブルスは、何か言おうともがいていた。しかし、リリーは軽けい蔑べつした顔でスネイプに背を向け、肖像画の穴を登って戻っていった……。
“对不起。”
“我没兴趣。”
“对不起!”
“别白费口舌了。”
时间是晚上,莉莉穿着晨衣,抱着双臂站在格兰芬多塔楼 入口处的胖夫人肖像前面。
“玛丽说你扬言要睡在这里我才出来的。”
“我就要睡在这里。我绝不是故意叫你泥巴种的,我只是 ——”
“只是说漏了嘴?”莉莉的声音里没有半点同情,“太晚 了。这么多年来我一直在找借口原谅你。
我的朋友都不能理解我为什么还跟你说话。你和你那些亲 爱的食死徒朋友——你看,你甚至都不否认!
你甚至都不否认那就是你们的目标!你迫不及待地想成为 神秘人的手下,对吗?“他的嘴巴张了张,没有说话,又闭上了。
“我不能再装下去了,你选择了你的路,我选择了我的。 ”
“不——听我说,我不是故意——”
“——叫我泥巴种?但是你管我这类出身的人都叫泥巴种 ,西弗勒斯。我又有什么不同呢?”
他挣扎着还想说点什么,但莉莉轻蔑地看了他一眼,转身 从肖像洞口爬了回去……