「僕はニワトコの杖を――」
心からの愛情と賞賛しょうさんの眼差まなざしでじっとハリーを見ているダンブルドアに、ハリーは話しかけた。
「元の場所に戻します。杖はそこに留とどまればいい。僕がイグノタスと同じように自然に死を迎えれば、杖つえの力は破られるのでしょう 最後の持ち主は敗北しないままで終わる。それで杖はおしまいになる」
ダンブルドアはうなずいた。二人は互いに微笑ほほえみ合った。
「本気か」
ロンが聞いた。ニワトコの杖つえを見るロンの声に、微かすかに物欲しそうな響ひびきがあった。
「ハリーが正しいと思うわ」
ハーマイオニーが静かに言った。
「この杖は、役に立つどころか、厄やっ介かいなことばかり引き起こしてきた」
ハリーが言った。
「それに、正直言って――」
ハリーは肖しょう像ぞう画がたちから顔を逸そらし、グリフィンドール塔とうで待っている四本柱のベッドのことだけを思い浮かべ、クリーチャーがそこにサンドイッチを持ってきてくれないかな、と考えながら言った。
「僕はもう、一生分の厄介を十分味わったよ」
“我要把老魔杖放回它原来的地方,”他对邓布利多说, 邓布利多带着无限爱意和赞赏注视着他,“就让它一直留在那 里。如果我像伊格诺图斯一样正常死亡,它的力量就毁灭了, 是不是?前一位主人永远不会再被打败。它就终结了。”
邓布利多点点头,他们相视而笑。
“你真想这样?”罗恩说。他看着老魔杖,声音里还有一 丝淡淡的不舍。
“我认为哈利是对的,”赫敏轻声说。
“这根魔杖带来的麻烦超过了它的价值,”哈利说。“而 且,说句实话。”他转身离开了那些肖像画,心里只想着格兰 芬多塔楼上等待着他的那张四柱床,他不知道克利切是不是会 给他送一块三明治,“我这辈子的麻烦已经够多了。”