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終章 十九年後 Nineteen Years Late(6)_ハリー・ポッターと死の秘宝_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网

时间: 2024-10-24    作者: destoon    进入日语论坛
核心提示:ハリーはこのことを、どの子どもにも打ち明けたことはなかった。そのとたん、アルバスが感じ入ったように目を見張るのを、ハリー
(单词翻译:双击或拖选)

ハリーはこのことを、どの子どもにも打ち明けたことはなかった。そのとたん、アルバスが感じ入ったように目を見張るのを、ハリーは見た。しかし、そのとき、紅くれない色いろの列車のドアがあちこちで閉まりはじめ、最後のキスや忠告ちゅうこくをするために子どもに近づく親たちの姿が、蒸気じょうきで霞かすんだ輪郭りんかくになって見えた。アルバスは列車に飛び乗り、その後ろからジニーがドアを閉めた。いちばん近くの車窓しゃそうのあちこちから、生徒たちが身を乗り出していた。汽車の中からも外からも、ずいぶん多くの顔がハリーのほうを振り向くように見えた。

「どうしてみんな、じろじろ見ているの」

ローズと一緒いっしょに首を突き出していたアルバスが、ほかの生徒たちを見ながら聞いた。

「君が気にすることはない」ロンが言った。「僕のせいなんだよ。僕はとても有名なんだ」

アルバスも、ローズ、ヒューゴ、リリーも笑った。

汽車が動き出し、ハリーは、すでに興奮で輝いている息子の細い顔をじっと見ながら、汽車と一緒に歩いた。息子がだんだん離れていくのを見送るのは、なんだか生き別れになるような気持だったが、ハリーは微笑ほほえみながら手を振り続けた……。

蒸気の最後の名残なごりが、秋の空に消えていった。列車が角を曲がっても、ハリーはまだ手を挙げて別れを告げていた。

「あの子は大丈夫よ」ジニーがつぶやくように言った。

ハリーはジニーを見た。手を下ろしながら、無意識に額ひたいの稲いな妻ずま形がたの傷痕きずあとに触ふれていた。

「大丈夫だとも」

この十九年間、傷痕は一度も痛いたまなかった。

すべてが平和だった。

(完 

    这一点哈利以前从没对孩子们说过,他看到了阿不思脸上现出的惊奇。但红色列车的车厢开始关闭了,家长们模糊的身影拥上前去,给孩子们最后一刻的亲吻和叮咛。阿不思跳上列车,金妮帮他把门关上。学生们从最近的窗口探出身子,车上车下许多面孔似乎都转向了哈利。
    “他们干吗都盯着看啊?”阿不思问,他和罗丝扭头看着其他学生。
    “别为这个烦神,”罗恩说,“是我,我特别有名。”
    阿不思、罗丝、雨果和莉莉都笑了起来。列车移动了,哈利跟着往前走,望着儿子那瘦小的、已经兴奋得发光的面庞。 哈利一直微笑着,挥着手,尽管这像一种小小的伤逝,看着儿子渐行渐远……
    最后一丝蒸气消散在秋日的空气中,火车转弯了,哈利挥别的手还举在空中。
    “他没事的。”金妮小声说。
    哈利看着她,放下手,无意中触到了额头上闪电形的伤疤 。
    “我知道。”
    伤疤已经十九年没有疼过了,一切太平。
(完)
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