論語(子路篇)・韓非子(五蠧篇)・呂氏春秋(仲冬紀篇)
楚(そ)に直躬(ちよくきゆう)(正直者)といわれる男がいた。
その父親が羊泥棒をしたので、直躬は役人に訴えた。役人は父親を捕え、死刑にしようとした。すると直躬は、父親の身代りになることを願い出、役人はそれをゆるした。
いよいよ死刑を執行されるとき、直躬は役人にいった。
「父が羊を盗んだのを訴え出たのは、正直な行為ではないでしょうか。父が死刑になるのを身代りになることは、孝行な行為ではないでしょうか。正直で孝行な者を死刑になさるのだったら、国じゅうで死刑にならない者はないということになりましょう」
楚王はそれをきいて、直躬の死刑をとりやめた。
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