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歌月十夜118

时间: 2019-11-28    进入日语论坛
核心提示:*s147「メシアンでカレーっていうのもいいかな」屋敷ではカレーは絶対に出ない。何故かというと、琥珀さんはカレーを料理と認め
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*s147
 
「メシアンでカレーっていうのもいいかな」
屋敷ではカレーは絶対に出ない。
何故かというと、琥珀さんはカレーを料理と認めていないからである。
……ああ、ここにもまた一人シエル先輩と仲が悪いヒロイン発見。
「財布の中身は、と……よし、これなら安心」
財布の中にはお札が二枚。両方とも色が違うので誰かに奢ってもまだ大丈夫だろう。
さあ、それじゃあ秋葉たちに見つかる前に屋敷を出るとしよう————
 
□繁華街
メシアンは事務所やら本屋やら様々な業種が混ざり合った複合ビルの二階にある、本格的なインド料理の店だ。
本場インドで修業してきたという店主さんは大の日本びいきの人で、本場の味を生かしつつ日本人の舌に合わせた味付けをしてくれる。
料金も良心的で、ディナーセットは千円札と五百円玉一つずつでおつりがもらえてしまうほどだ。

□カレー店メシアンの店内
「うわ、流石にこの時間はカップルが多いな」
えーえー、こっちは一人淋しく夕食ですよーだ。
くそ、今度アルクェイド……はやめておいて、シエル先輩でも誘ってきてやろうかしらん。

□カレー店メシアンの店内
「…………あれ?」
なんだかブルッと来たぞ。
間違っても先輩をメシアンに連れてきてはいけない、と神様から啓示がきた感じがする。
「……なんだろ。ま、そんなことよりチキンチキン」
そういったワケで、チキンカレーでディナーセットを頼んだ。
全て世は事も無し。
さしたるトラブルもなく、久しぶりに平和な夕食を迎えられそうだ。
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