□志貴の部屋
「あー、そういえば昔、そんな夢見せられたっけ」
……忌まわしい記憶が蘇る。
あ、いや、決して忌まわしいワケじゃなくてむしろ有り難かったワケだけど、ああいった艶夢は体に悪い。
「……だいたいさあ、あんな夢見ちまった後でどう顔を合わせろってんだよ」
がりがりと頭を掻いて、ばすんとベッドに背を預けた。
……忌まわしい記憶が蘇る。
あ、いや、決して忌まわしいワケじゃなくてむしろ有り難かったワケだけど、ああいった艶夢は体に悪い。
「……だいたいさあ、あんな夢見ちまった後でどう顔を合わせろってんだよ」
がりがりと頭を掻いて、ばすんとベッドに背を預けた。
目蓋を閉じる。
そういう質の悪い夢は今回は勘弁してもらおう。
「……んー、けど以前になかったレパートリーならオッケーかも……」
うわあ、すごい不遜なことを呟いてるなあ、と自分自身に呆れながら眠りの淵へと落ちていった。
そういう質の悪い夢は今回は勘弁してもらおう。
「……んー、けど以前になかったレパートリーならオッケーかも……」
うわあ、すごい不遜なことを呟いてるなあ、と自分自身に呆れながら眠りの淵へと落ちていった。