シモバシラ(シソ科シモバシラ属)
別名ユキヨセソウ。関東地方以西、四国、九州の山地の木陰に生える多年草である。茎は四角形でかたく、高さ60くらい、葉は対生し、短い柄があり、広皮針形で先はとがり、長さ8〜20、幅3〜5.5、ふちには鋸歯があり、うすい洋紙質で脈上に細毛があり、裏には腺点がある。秋、枝の上部の葉のわきに長さ6〜9の総状で一方に花をつける花穂を出し、短い柄のある白色で小形の唇形花を多数つける。萼は長さ約3、等しく5裂する。花冠は長さ約7、上唇は浅く2裂、下唇は3裂し中央片はやや大きい。霜柱で冬枯れた茎に氷の結晶ができるのでこの名がつけられた。