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公平中立 难落实处

时间: 2016-02-14    进入日语论坛
核心提示:いささか古い話だが、ニュースキャスターの降板で思い出すのは故・田英夫(でんひでお)さんだ。後に参院議員も務めた田さんは1
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いささか古い話だが、ニュースキャスターの降板で思い出すのは故・田英夫(でんひでお)さんだ。後に参院議員も務めた田さんは1968年3月27日、「それではみなさん、さようなら」の言葉を最後にTBSの「ニュースコープ」を退いた。
 
因为评论员的离职,我想起了已故的田英夫先生,已经是有些年头的事了。后来担任参议院议员的田先生在1968年3月27日,最后留下了这样一句话,“それではみなさん、さようなら”(那么,大家再见了),然后离开了播音室。
 
背景には、田さんのベトナム戦争報道をめぐって、自民党の横やりがあったとされる。子細は省くが、自民党からは「共産主義の宣伝」といった批判が起きたという。これに対し田さんは、著書で「政府・自民党には『真実の報道』であったがゆえに、きわめて不都合だったのである」と述べている。
 
而发生这一幕的背景是关于田先生的越南战争的报道,自民党颇有微词。细节在此省略,据说是自民党内部出现“宣传共产主义”的批判声。对此,田先生在其著作中写到,“对于政府•自民党而言,正因为是‘真实的报道’,所以才会显得极为格格不入。”
 
放送法を盾にとっての権力の口出しは、今に始まったことではない。晩年の田さんにインタビューしたとき、マスコミが公平中立に縛られる懸念を語っていた。ご存命なら、今の政権と放送の在りように言いたいことは多かろう。
 
以播报法为后盾的权力干预,并非现在才有。在采访晚年的田先生时,他对大众传媒被公平、中立束缚感到担心。如果他还活着,那么对于现今政权和播放现状,他一定有很多话想说吧。
 
8日と9日の国会では、高市総務相が、政治的な公平を欠いた場合の電波停止の可能性に言及した。「繰り返せば」の前提をつけてだが、放送関係者はどう受け止めただろう。
 
在8日和9日的国会上,总务相高市谈到在缺乏政治性公平的情况下停止播报的可能性。虽然其是以“重播”为
前提,但这又让播放人员如何能够接受呢。
 
〈「政治的中立性」とは「自民党のやることに異議を唱えない」こと〉松木秀。朝日歌壇の一首は昨今の空気をすくい取る。言論の自由とは、権力や多数派にもの申す自由をこそいうはずだが、放送に限らずその足元が、どうにも危うい。
 
“所谓‘政治中立性’就是‘不跟自民党唱反调’”,松木秀先生吟道。朝日歌坛的一首诗道尽了最近的政治氛围。所谓言论自由,本应是向权力和多数派阐述自我观点的自由,但不限制播放的根本却已是岌岌可危。
 
「風船を何百個も上げると、みんな同じ方向へ飛んでいくような風を、マスコミが作ってはいけない」と田さんが語ってくれたのが胸に残る。もの言う志を磨きたい。
 
“无论放飞几百个气球,风都会将其吹往一个方向,这绝非是大众传媒所应该做的”,田先生的话清晰地留我的心中。希望能以此磨练作为媒体人的良心。
 
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