司马辽太郎曾在《这个国家的形态》一书中说过:“如果明治时期的夏目漱石遭遇从昭和初年到战败期间的‘日本’,一定会因为对方神态差距过大而认错人”。
戦争へ傾斜していく昭和の日本は、明治人の知らぬ猛々(たけだけ)しい顔に変貌(へんぼう)していた。そんな意味であろう。単純になぞらえる気はないが、戦後の平和憲法下で非戦の時代を生きた世代は、この先、顔つきの異なる日本と相まみえるのかもしれない
昭和时期的日本倾向于战争,相貌大变成了明治人眼中陌生的凶猛面孔。大概是这种意思吧。虽然不想随便打比方,但在战后的和平宪法之下,生活在不战时代的这代人今后可能会遭遇相貌大变的日本。
国のかたちが、きょうから変質する。集団的自衛権の行使を認める安保関連法が施行された。反対の声が国会を囲む中で成立して半年、地球規模での自衛隊の海外派遣と、他国軍の支援が可能になる
国家的形态从今天开始将发生变质。批准行使集团性自卫权的安保相关法案开始实施。在一片反对声包围国会的背景下成立半年后,全球规模的自卫队海外派遣和对其他国家军队的支援将变成可能。
大半の専門家はこの法案を違憲と見た。しかし安倍首相は、「夏までに成就する」とした昨春の米議会での約束を優先する。疑義も不安も押し切って数の力で可決した。もたらされたのは、自衛隊と米軍との、これまでにない「一体化」である
大部分专家认为这项法案违宪。但是安倍将优先履行去年春季在美国议会上许下的承诺:“在夏季前通过”。不顾疑义和不安情绪靠人数多通过表决。带来的后果是自卫队与美国军队间前所未有的【一体化】。
だから成立後も、安保法の廃止を求める声は消えない。違憲訴訟も各地で準備されている。元防衛官僚でこの法に反対の立場の柳沢協二氏はかつて、法案は通ったとしても、現実に自衛隊が外国に行って最初の一発を撃つまで、時間はあると述べていた
因此成立后,要求废除安保法的声音不绝于耳。各地也正在准备违宪诉讼。前防卫官僚并对该法持反对意见的柳泽协二氏曾经说过:即便法案通过,到自卫队真正去国外射出第一发子弹前还有时间。
夏の参院選の結果次第では、憲法改変が動きだす可能性も取りざたされている。国のかたちを大きく変えるかもしれない大事な岐路となるだろう。どう向き合うかは、むろん政治家だけの話ではない。
根据夏季参议院选举的结果,可能会有修改宪法的动作也在广为热议。这将成为大肆改变国家形态的重要岔路吧。该如何应对当然已经不仅仅是政治家的事了。