我们的X候选人落选几无悬念。Y候选人领先几百票。有没有办法通过开票作业让形势逆转呢?在青森县津轻地区的某次町长选举中,力推X氏的选举负责人和开票公证员等人暗地里玩起了手段。
思いついたのはY氏の得票をむりやり無効票にしてしまうこと。投票用紙にある「町選挙管理委員会」の印影の「挙」や「管」の字が薄いものを選管が偽造だと判定し、4千余票のうち数百を無効票にした。X氏が当選した。1958(昭和33)年のことだ。「津軽選挙」はかくもすさまじい。
他们想到的办法是把Y氏的得票强行变成无效票。选举管理委员会借口印在投票纸张上的“町选举管理管理委员会”的“举”和“管”字太淡而认定其为伪造,让四千多张选票中的数百张变成废票。最后,X氏当选。这是1958年(昭和33年)的事情。“津轻选举”竟然如此骇人听闻。
これほどひどくはないにせよ、先月の参院選でも票が行方不明になる騒ぎがあった。舞台は岐阜県の本巣市。市選管が比例区の民進党候補の得票を0票と発表したが、「まちがいなく投票した」と主張する6人が裁判を起こした。
在上月的参议院选举中发生了选票失踪的事件,虽然没有津轻选举那么严重,但还是引起了一场风波。这次的舞台是在岐阜县的本巢市。市选举管理委员会公布比例选取的民进党候选人的得票是0票,但有6人主张“自己肯定投票了”,并进行了上诉。
候補者は機械金属業界の労働組合出身で、組合の支援を受けて臨んだ。本巣市内に後援会員が200人はいたらしく、0票はたしかに腑(ふ)に落ちない。
候选人出身机械金属业界工会,受到工会的支持而参加了选举。在本巢市内,有大约200人的后援会,0票的结果确实令人无法接受。
3年前、高松市選管で起きた白票水増しを思い出す。参院選の開票中に票が紛失したと思い込み、職員がつじつま合わせに票数を操作した。「早く開票を終えねば」との重圧が一因らしいが、あまりに安易だった。
我想起了三年前高松市选举管理中发生的空白选票弄虚作假的案例。因为预计在参议院选举开票过程中丢失了选票,所以工作人员先后对票数进行了篡改。据说“尽早结束开票”的重压也是原因之一,但这也太过随便了。
津軽の話に戻ると、選挙長らの不正が露見したのに、X氏は町長を1期務めあげた。裁判で当選が確定したのはY氏であったが、すでに県議に転じていて、町長当選を辞退した。津軽には身もふたもない教訓が残された。「選管を制する者が選挙を制す」。
话题回到津轻选举,虽然选举负责人的丑行曝光了,但是X氏还是干完了一届町长。虽然法院判决当选的是Y氏,但由于该事情已经转交县议会,他辞谢了町长的当选。津轻地区给我们留下了非常深刻的教训,“控制选举管理会的人掌控着选举”。