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松山善三 与世长辞

时间: 2016-09-14    进入日语论坛
核心提示:はなはだしい「格差婚」である。雑用に追われる若い助監督松山善三さんの月給は1万2500円。妻の俳優高峰秀子さんの出演料は
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はなはだしい「格差婚」である。雑用に追われる若い助監督松山善三さんの月給は1万2500円。妻の俳優高峰秀子さんの出演料は映画1本で100万円級だった。
 
这是非常夸张的“差距婚姻”。打杂的年轻助理松山善三先生的月薪是一万二千五百日元。而其妻子,演员高峰秀子女士的出场费是每部电影一百万日元。
 
中学生のころから高峰さんにあこがれ、ブロマイドを持ち歩いた。友人に誘われて脚本家の卵になり、撮影現場で高峰さんと出会う。「高峰さんと付き合わせてください」と監督に頭を下げると一喝された。「身の程(ほど)を弁(わきま)えなさい」(斎藤明美著「家の履歴書 文化人・芸術家篇」)。
 
从中学时代起,松山先生就喜欢高峰,还拿着她的照片走路。后来接受朋友建议成为了一名剧本家,并且在摄影现场邂逅了高峰。当他低头向导演说出“请让我和高峰交往”时,被一顿呵斥,“完全不知道自己几斤几两”(斋藤明美著《家的履历书 文化人•艺术家篇》)。
 
初デートは銀座の高級料理店。並んだナイフやフォークを見て「使い方がわからない。先に食べてください。真似(まね)しますから」。正直さが高峰さんの心をつかんだ。1955(昭和30)年に結婚する。
 
第一次约会是在银座的高级料理店。看到排放在桌子上的刀叉后,他说“我不知道怎么用。请你先吃吧,然后我模仿用法。”其诚实的性格抓住了高峰的心。1955年(昭和30年),他们结婚了。
 
芸能マスコミからは「3年ともたないのでは」とささやかれたが、屈指のおしどり夫婦となった。松山さんのエッセーを読むと、えぐみも含んだ深い愛情が感じられる。妻を「負けず嫌いで、頑固一徹、明治生(うま)れの爺(じじ)ィに似ている」と評しながら、同時に「大恩人」とあがめていた。
 
娱乐界议论纷纷,认为“他们过不了三年就得离”,但结果是他们成为了屈指可数的模范夫妻。读了松本先生的随笔后,感受到了插图中所蕴含的深爱。他对妻子的评价是“非常烦人,顽固到底,就像出生于明治的老头一般”,但同时他也尊称其为“大恩人”。
 
監督として弱い立場にある人々の命が輝きを放つ映画をいくつも残した。デビュー作「名もなく貧しく美しく」では耳の聞こえない夫婦の暮らしを描いた。「典子は、今」は薬害により生まれつき両腕を持たない女性の歩みを追って大ヒットした。
 
他作为导演,拍摄了很多弱势人群绽放生命光彩的电影。处女座《无名的贫困和美丽》描绘了一对默默无闻的夫妻的生活。《典子啊,现在》描写受药物副作用印象没有双臂的女性的人生轨迹,并大受欢迎。
 
高峰さんが旅立って6年、松山さんが亡くなった。91歳。いまごろは、水入らずの時を楽しんでいるにちがいない。「格差」を補って余りある夫婦愛だった。
 
高峰女士踏上旅途已经六年了,而松山先生现在也上路了。享年91岁。现在,他们两位一定沉浸在夫妻重逢的喜悦中吧。夫妻之爱非常完美地弥补了“差距”。
 
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