直接询问选民是或否,按此意思来说,公投是最为民主的。但是,环顾世界,面对投票结果人们陷入沉思的例子不断发生。6月份英国举行了公投,而现在悔不该当初的言论铺天盖地涌现。
欧州連合(EU)からの離脱を決めた投票の直後、英国では「EUって何?」などのネット検索が目立った。離脱派ができもしない公約をしていたことも後で分かった。「民意を明らかにするというより、民度が明らかになってしまう。それが国民投票ではないでしょうか」と言うのは坂井豊貴(とよたか)・慶応大教授だ。
在决定脱欧的投票结束后,英国人在网上搜索“何为EU”的次数急剧上升。并且在事后他们也知道脱欧派根本没有参与加盟公约的制定。“与其说是民意显现,不如说是国民素质表露无遗。这不就是公投吗?”,庆应大学教授坂井丰贵如是说到。
投票など「決め方」を研究している坂井さんは、国民投票を裁判の陪審制度に例える。陪審員たちによる多数決は正しい判断に近づく道ではあるが、条件があるという。一人ひとりが空気に流されず熟慮を重ねることだ。
研究投票等“决定方式”的坂井先生,将公投比作法院的陪审制度。对于陪审员而言,服从多数是作出正确判断的方式,但其却存在条件,即每个人都独立思考,不随波逐流。
当然ではあるが、簡単ではないのだろう。坂井さんによれば、国民投票は鋭利な刃物だ。「使い方を誤ると、自分を傷つけ他人に害を与えてしまう」。
话虽如此,但做起来并不简单。按照坂井先生的说法,公投是把快刀。“一旦用法有误,那么在伤害自己的同时也会伤害别人。”
複雑な問題をイエスかノーかで問う手法は、危険も伴う。南米コロンビアでは今月初め、内戦の和平合意が国民投票で否決されてしまった。気に入らないのは中身の一部でも白か黒かの決着しかない。和平が宙に浮かないよう、ノーベル平和賞が助けになれば。
用YES和NO回答复杂问题的方式,往往伴随着危险。南美国家哥伦比亚在本月月初通过公投否决了内战和平协议。即使大家不认同的只是其中的一部分内容,但还是用非黑即白的方式决定了一切。为了实现和平,诺贝尔和平奖是否起到作用呢?
日本で国民投票の制度があるのは、憲法改正である。危険を冒して刃物を扱う必要性があるかどうかは、慎重に考えたい。やり直しのきかない、一振りだから。
回顾日本,修宪需要动到公投制度。我们是否有必要冒着危险去动用这把快刀呢?希望能慎重对待。因为其是一击决胜,没有回头路。