在刑事判决中,知道真相的不光只有神仙。这个人就是眼前的被告。原法官原田国男先生在著作中如此讲到。在东京高等法院工作时代,他宣布过20多件推翻前面判决宣布无罪的案件。
被告人が心を開いて大事な事実を語れるよう、雰囲気づくりに気を配った。無職の被告人に「職業は無職ですね」と決めつけず「今、仕事はどうなっている?」と問いかける。故郷の様子を聞くこともあったそうだ(『逆転無罪の事実認定』)。限られた証拠をもとに、ひとの一生を左右する判決を下すことの難しさを思う。
为了能让被告敞开内心说出重要的事实,他很注重营造气氛。面对无业的被告,他不会生硬地说“你现在无业”,而会问“现在工作弄得怎么样了?”据说他还问过被告故乡的样子(《逆转!无罪事实认定》)。他认为以有限的证据来宣布决定他人一生的判决是件非常困难的事情。
誤った判断が、将棋界を深く傷つけてしまった。対局中に将棋ソフトを使ったと疑われた三浦弘行九段が出場停止処分を受けた問題で、結局、不正の証拠はなかった。日本将棋連盟の谷川浩司(こうじ)会長はきのう、責任を取って辞任すると発表した。
错误的判决对将棋界造成了严重的伤害。在九段棋手三浦弘行涉嫌使用将棋软件而予以禁赛处分的问题上,最后的调查结果显示没有任何违法的证据。日本将棋联盟会长谷川浩司昨天宣布辞职以示负责。
会長は「辞任で誠意を示す」と語ったが、連盟として事の経緯をどのように反省しているのか、伝わってこなかった。ひとりの棋士人生を台無しにしかねなかったことを思うと、後味の悪さが拭えない。
虽然会长说“以辞职表示诚意”,但对于联盟以何种形式反省在事件中的行为却没有提起。一想到这或许会毁掉一个棋手的职业生涯,我就感觉目前这一切还远远不够。
プロ棋士との対局歴がある作家の山口瞳は、将棋連盟は「オバケ屋敷」だと述べたことがある。神童として騒がれた人たちばかりが角逐するすごい世界だという、褒め言葉だった。そんな彼らがいま、休むことなく成長するソフトという人工のオバケに翻弄(ほんろう)されている。
与职业棋手对弈过的作家山口瞳曾把将棋联盟比作“怪物聚集地”。他这是夸赞这里是神童们争雄的世界。而这样的他们现在正被不停成长的软件这一人造怪物所玩弄。
棋士同士は言うまでもなく、ファンからの信頼をどう取り戻していくか。人間だけが考え、できることである。
同辈棋手先不说,它该如何重获爱好者们的信任呢?这由于人类的思考才能解决。