10代で熱心に聴いた曲は年齢を重ねても耳に快く響く。筆者の場合、米国の流行歌から入ってその源流とも言うべきチャック・ベリーの曲にたどり着き、一時どっぷり浸った。
虽然年龄越来越大,但还能清晰回想起10多岁时热衷收听过的歌曲。就我个人而言,自从开始听美国的流行歌曲,我就一直追寻着查克•贝里这位“流行音乐之父”的歌曲,并深深迷恋过一段时间。
演奏のまねは早々にあきらめたが、歌詞にひかれた。飾りのない声が伝えるのは、好きな車、嫌いな教師、失恋、家出、黒人差別……。軽快なリズムの奥に米国の10代の鬱屈(うっくつ)が見えた。
虽然我很早就放弃模仿他的演奏,但仍为其歌词所吸引。他那毫不做作的声音中传达出了他喜欢的车子、讨厌的老师、失恋、离家出走、黑人歧视……。在轻快的音乐深处,可以窥见他10多岁时在美国所受的屈辱。
ベリー氏自身、荒れた青春時代を送った。置き引き、万引き、空き巣を重ねた。仲間と家出をし、車を強奪して捕まる。少年院に収容中、コーラス団をつくりゴスペルを歌った。クラブでの演奏で稼げるようになったのは出所した後である。
贝里自己的青春时代也过得一片狼藉,掉包、扒窃、入室盗窃等等犯罪行为不断。他还和同伴一起离家出走,并因为抢劫车辆而被捕。被拘留在少教所期间,他创立了合唱团演唱黑人灵歌。在出狱之后,他靠在俱乐部演奏赚钱维生。
高校生活の思い出を歌った「メイベリーン」が当たり、20代末で全米デビューした。「ジョニー・B・グッド」「ロール・オーバー・ベートーベン」で名声をつかむ。その後も脱税事件で世間を騒がせたが、彼の音楽はビートルズなど後の世代の魂を揺さぶり、超えるべき目標となった。
他二十八、九岁时,演唱怀念高校生活的《美宝莲》让全体美国人第一次认识了他,又依靠演唱《约翰尼•B•古德》、《超越贝多芬》一举成名。虽然后来因为逃税事件举世哗然,但他的音乐却让“甲壳虫乐队”等后辈深受感动,成为他们想要超越的目标。
そのベリー氏が先週末、ミズーリ州の自宅で亡くなった。90歳。新作アルバム「チャック」が6月に出る予定だった。衰えぬ創作意欲に驚く。
上周末,他在密苏里周的家里去世了,享年90岁。他的新专辑《查克》原本预定于6月发行。他毫不衰竭的创作欲望令我十分震惊。
訃報(ふほう)に接して、久々に歌詞を読み直した。「読み書きはうまくできないけれど、ギターなら鐘を鳴らすみたいに弾ける」「ベートーベンをぶっ飛ばせ。チャイコフスキーに教えてやろう」。その生涯を貫いたのは10代のころと変わらぬ無鉄砲さか。それとも権威に屈しない健全な反逆精神と呼ぶべきだろうか。
接到他逝世的讣告后,我重新拿起他创作的歌词,看了好久。“虽然他学识不高,但弹起吉他却有让人感觉宛如天籁的感觉”;“他甩了贝多芬几条街,还能露几手给柴可夫斯基看看。”贯彻他一生的是与10多岁时一般无二的莽撞呢?还是所谓不屈服于权威的顽强叛逆精神呢?