花蕾时的脆弱,绽放时的绚烂,散去时的纯粹……。我家附近有几株樱花刚刚冒芽,但也不是不能观赏。我听闻有人能辨别樱花的音色,于是走访了长野县松本市的乐器作坊“Day Visor”。
通常はマホガニーなど輸入木材で作るギターに桜を使った。担当の安井雅人(まさと)さん(35)は「桜はどく勝手が違いました」と話す。板を曲げるためソメイヨシノを熱湯に浸すと、桜餅を包む葉に似た香りが鼻をついたと驚く。
通常情况下,吉他是用桃花心木等进口板材制作的,而这里他们却使用了樱木。负责的安井雅人先生(35岁)说:“使用樱木并非是我们异想天开。”为了令木板方便弯曲,他们将染井吉野樱的板材浸在热水里,令人意外的是迎面扑来一种包裹樱饼的叶子的味道。
創業1977年。国産ギターの世界では知られた企業である。だがフォークソングの全盛期はとうに去り、2008年のリーマン不況以降は、中高年も離れていった。「何か夢のあるギターを世に送りだそう」と挑んだのが国産の木々。月桂樹(げっけいじゅ)や屋久杉をへて桜にたどりついた。
该作坊创立于1977年。他们制作的吉他举世闻名。但是,民谣全盛期已经过去了,自2008年雷曼银行倒闭,世界经济陷入停滞以来,中老年人也放弃了玩民谣。“想把梦中的吉他送给这个世界”,他们开始着眼于挑选国产的木材。他们用过月桂树和屋久杉,最后找到了樱花树。
安井さんに弾き比べをお願いした。輸入材のギターは高音から低音まで均一で、全体に乾いた音がする。ヤマザクラは音に丸みがあり、やわらかい。この春完成したばかりのソメイヨシノは、逆に硬質な音がきわだつ。高音域が澄んでいる。
我请安井先生演奏了各种材质的吉他,比较下音色。用进口板材制作的吉他高低音一致,听起来略显干涩;山樱制作的吉他音色圆润,柔和。而这个春天刚刚制作完成的染井吉野樱吉他的音色却是锋芒毕露。非常适合高音部的演奏。
試しに弦に触れさせてもらう。かつて練習した名曲「禁じられた遊び」をなぞろうとしたが、残念ながら指はまるで動かない。せっかくの桜ギターがもったいなかった。
安井先生也让我自己体验下,我想弹奏一下曾经联系过得名曲《禁忌游戏》,但手指完全不听使唤,真是非常遗憾。难得用樱木制作的吉他弹奏的机会就这样浪费了。
東京都心ではもう満開を迎えた今年の桜だが、鹿児島では観測史上最も遅い開花になりそう。とはいえ、桜を楽しむのに急(せ)く必要もあるまい。咲いてよし、散ってよし。弾くもよし、聴くだけでもよしである。
在东京市中心,今年的樱花已经盛开,而鹿儿岛却迎来了史上最晚开放的时节。话虽如此,但我们也没有必要急于赏樱。盛开固喜,散也无悲。既能弹奏,欣赏又何尝不可呢?