平安末期的歌人藤原俊成遇到了件头疼的事。作为“千载和歌集”的评选者,尽管很想将平家名将平忠度的和歌收入其中,可是遵照后白河法皇命令,是不适合收入到所选歌集的。因为平家已经兵败于源氏,如今成了“朝廷的敌人”。
〈さざ浪(なみ)や志賀の都は荒れにしを昔ながらの山桜かな〉。大津京の栄華をしのぶ歌を採ると決めたが、忠度の名ははばかられる。「詠み人知らず」とした
<细浪本是志贺都,如今荒芜昔不如,满目凋零人心碎,惟有山樱美如初>。虽然决定要采用这首回忆大津京繁荣景象的和歌,但是,忠度之名却不得使用。不得已最终只能标明“吟诵者不祥”。
当節ふうに言えば、法皇のご意向を忖度(そんたく)したということか。平家物語や世阿弥の能にある逸話を思い出したのは、「詠み人知らず」の文書が国会審議の焦点になっているからだ。「総理のご意向」「官邸の最高レベル」と書かれた文部科学省の文書のことだ。加計学園の学部新設をめぐり内閣府から言われた内容を記したものという
若用当今的话来说,或许这就是揣度了法皇意向的结果吧。之所以想起了平家物语以及世阿弥的能剧中的一些逸闻,是因为诸如“吟诵者不祥”的文件,那是因为现如今“吟诵者不祥”的文件已经成了国会审议焦点的缘故,即写有“总理意向”或“官邸最高水准”的文部科学省文件。以及围绕着加计学园新增设学部的问题,记录在案的内阁府所说的内容。
「詠み人知らず」は中央省庁ではさほど珍しくないそうだ。「危ない文書という意識があると作成者名や日時を残さない。ばれてもわからないようにする」。ある文科省関係者が解説する
据说,所谓“吟诵者不祥”的模糊做法在中央省厅一级的行政单位并不罕见。“若意识到是具有一定风险的危险文件,便会不留制作者姓名以及日期。为的是即便曝光也搞不清是谁人所为”,某位于文部科学省关系密切的人物如是解释。
それにしても文書公開をしぶる高官たちの態度には驚かされる。森友学園をめぐっては財務省局長が「記録は廃棄済み」「保存期間が過ぎた」。加計学園では、文科相が「当該文書は確認できない」と主張。官房長官は当初、「怪文書」扱いした。隠匿病はどこまで蔓延(まんえん)しているのか
即使如此,那些遮遮掩掩不愿公开文件的高官们的态度还是令人震惊。诸如,围绕着森友学园的问题,财务省某局长则声称,“记录已经做了消毁处理”“因为过了保存期限”。而在加计学园问题上,文部科学大臣强调说,“无法确认该文件”。官方长官又解释说,当初便作为“非正常文件”处理的。真不知道,这隐匿病症还将蔓延到什么程度。
万葉の昔から詠み人知らずの名歌は数多い。古今集や詞花集にもある。霞が関ではきょうも、多くの「詠み人」たちが表に出せない文書を匿名で書き上げているのだろうか。
从往昔万叶集开始,其中吟诵者不祥的著名和歌就为数不少,另外古今集以及词花集里也有类似情况。今天,在霞光这些国家权力机关是否又要以匿名的形式制作诸多“吟诵者”不得公开署名的文件呢?