上月19日,法务大臣金田胜年从永田町自民党总部4楼干事长室出来时,手上拿了本书。在封皮上有这么两句话:“不要有思想包袱,直接干吧!”;“二阶俊博氏(自民党干事长)推荐”。
組織的犯罪処罰法の改正案、いわゆる「共謀罪」法案が衆院委員会で可決された日のこと。面会した二階氏から「応援している」と励まされ、栄養ドリンクとともに手渡されたらしい。
涉及组织犯罪处罚法的修正案,也就是所谓的“同谋罪”法案也是在那天通过表决的。法务大臣面见二阶氏时,获得其“鼓励”,二阶氏似乎还亲手递给他一瓶营养饮料。
先月刊行された『田中角栄 最後のインタビュー』(佐藤修著)。読んでみたが、国会軽視の論はない。主眼はリーダー論だ。「トップになったら、懸案事項はすぐやる」「最後に何かをやろうとしたって絶対できない」。病に倒れる前の元首相の野太い声を思い出す。
我读了上月发行的《田中角荣,最后的会面》(作者佐藤修)后,发现并没有所谓的国会轻视论,其主要着眼点在领导论。“一旦成为领导,那么悬而未决的事情必须马上去做”;“一旦拖至最后,那么绝对什么事情也做不了。”我想起了这位前首相在病倒前那粗犷的声音。
金田法相が担当する共謀罪法案で、どうにも得心がいかないのは審議時間の「目安」である。衆院30時間、参院20時間と与党ははじいていると聞くが、根拠がわからない。「国対族」と呼ばれる議員たちが会期や先例から算定したそうだが、多くの有権者には唐突で一方的な数字だろう。
之所以对法务大臣金田氏负责的同谋罪法案没有什么体会,是因为审议时间的“短暂”。听说执政党只打算在众议院讨论30个小时;在参议院讨论20个小时,其根本没有任何依据。被称为“国对族”(决定国家政策的人)的议员们根据会期和前例来预算时间,而这对于大多数的选民而言,是一个非常草率的数字。
審議をすればするほど法案の欠点や矛盾が浮かび上がる。市民の内心に国家が土足で踏み込むのではないかという不安は解消されない。おまけにあのしどろもどろの答弁である。野党議員と法相に扮して質疑を音読する集会が、北陸から各地へ広がり、好評を博しているそうだ。
只有经过仔细审议,法案的缺点和矛盾才会浮现出来。是否今后只能满怀戒备进入这个国家?存在于市民内心的这种不安已经无法消去。更何况现在这种答辩根本就是前言不搭后语,没有丝毫逻辑可言。市民扮作在野党议员和法务大臣进行问询的机会从北陆地区向各地扩散,据说还深得好评。
幹事長室の書架には他に法相向きの本はなかったのだろうか。できれば人との対話を基礎から説く1冊を贈呈してほしかった。
在干事长的书架上难道没有其他适合法务大臣的书吗?如果可以的话,希望能给他一本讲述与人沟通的入门书。