一说起《クマのプーさん》(维尼熊),我们这代人就自然会想起逝世的儿童文学家石井桃子女士的绝妙翻译(岩波少年文库),据说今年夏天出了新译本后,我又去读了下。该书由角川文库社出版,书名是《クマのプー》。
会話文は現代風になった。「はいりたまえ」が「入ってこいよ」に。「敵性動物だといけない」が「あらくれものかもしれない」へ。プーや仲間たちが主人公の少年に話しかける場面も、丁寧でやさしい口調から、いわゆる「ため口」に変わった。
其中的对话变成了现代风格。“はいりたまえ”(进来)变成了“入ってこいよ”。“敵性動物だといけない”(绝对不是凶残的动物)也译成了“あらくれものかもしれない”(或许是个鲁莽的家伙)。维尼及其朋友与主角少尿的对话场景也从郑重、温柔的语调也变成了所谓“兄弟语调”。
「もしもTPP(環太平洋経済連携協定)がずっと早くに発効していたら、この新訳企画は実現しなかったかもしれません」と角川文庫海外文学編集長の菅原(すがはら)哲也さんは話す。作者の没後50年で切れるいまの著作権保護期間が、TPPで70年へ延びることになっていたからだ。
“如果TPP(环太平洋经济合作协定)早点生效的话,这次重新翻译的计划或许就搁浅了”,角川文库海外文学编辑主任菅原哲也先生这样说道。现在所谓的作者去世后50年到期的著作保护期会因为TPP也延长为70年。
新訳に取りかかったのはオバマ前米政権のころ。原作者の英作家ミルンの著作権は今年5月に切れる。TPPが署名に至ったとしても発効までに時間を要すると踏んだ。
决定重新翻译是在前总统奥巴马当政时期。原作者——英国作家米卢的著作权在今年5月份到期。即便那时候签署了TPP,至其生效也需要一定的时间。
気がかりだったのは、今秋刊行予定の新訳第2弾『プー横丁にたった家』の方。「米大統領選の行方次第。新大統領がTPPを加速させていたら、いまごろ大慌てだったと思います」。
令他们担忧的是预计今年秋天发行的新译本第二本《维尼家在小巷里》。“这一切取决于美国总统的行为。如果新总统加快TPP协议生效的步骤,我们现在可就犹如热锅上的蚂蚁了。”
TPPは米国を除く11カ国で再交渉中だが、著作権の保護期間は当分変わらなさそうだ。これから数年のうちに探偵小説の名手チャンドラーや、『武器よさらば』の文豪ヘミングウェーの著作権が相次いで切れる。トランプ大統領のおかげと言うべきか。
除去美国,TPP相关11个国家现正在谈判交涉,据说著作权的保护期限没有任何变动。此后数年内,侦探小说的名家钱德勒以及写出举世闻名的《再见武器》的文豪海明威的著作权将相继到期。这是否可以说是托总统特朗普的福呢?