建築士は、オフィスビル、マンション、工場などの建築物の設計から施工監理まで行う仕事で、一級・二級・木造建築士の資格があります。一級建築士は建設大臣の免許によるもので、一級建築士でなければ設計・工事監理ができない建築物があります。二級および木造建築士は、都道府県知事の免許によります。
仕事の内容は、大きく分けて設計と施工があります。設計の分野では、構想力や理数能力、美的センスが求められ、施工の分野では、現場で作業を的確に処理していくための判断力や統率力が重要な適性となります。また、建築工法の変化や災害への対応など、新しい試みが次々に行われており、高水準で独創的な発想や技術がより必要とされるようになっています。
[なるための進路]
一級建築士になるには、大学、短大などの建築学、土木工学課程を卒業し、実務経験(大学の場合2年以上)の後、一級建築士国家試験に合格しなくてはなりません。合格後は、建築会社や設計事務所などに就職することになります。