おもに出版社で、雑誌や単行本などの出版物を企画し、取材や原稿作成、印刷など、できあがるまでのすべての工程を管理をする仕事です。出版社から依頼を受けて、編集・制作を専門に行うプロダクションもあります。
日本の書籍の出版数は世界有数ですが、ヒット商品になるかならないかは、企画次第です。編集者には、幅広い知識と、旺盛な好奇心、そして柔軟な発想と鋭い感性が求められます。実際の仕事は、忙しくなってくると徹夜も珍しくないそうですから、かなりハードです。
[なるための進路]
編集者は、能力と経験がものをいう世界ですから、なるための特別な資格はありません。しかし、幅広い教養が必要ですから、大手出版社の新卒の採用基準は、4年制の大卒以上となっているところが大半です。
文章に関わる仕事ですから、文学系の学部出身者が多いようですが、専門書や学術書などの出版社では、専門知識が必要とされる場合もあります。いずれの場合も、新規採用数が少なく、たいへん狭き門となっています。