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“日本に思い知らせたかった”
7月9日 17時52分
今朝早く、ソールの日本大使館の門にトラックが突っ込んだ事件で、拘束された韓国人の男は記者団に、「日本に思い知らせたかった、後悔していない。」と述べて、犯行を正当化した一方、韓国の外交通商省は遺憾の意を表明しました。
現場付近の防犯カメラの映像です。画面の奥からやってきたトラックが急に曲がって、右側にある大使館の門に突っ込んでいきます。この事件で、トラックを運転していたソール銀行の古物商キム チャングン容疑者が器物損壊の疑いで警察に拘束されました。キム容疑者は、警察署の前で記者団に向かって、「韓国の男として日本に思い知らせたかった、後悔していない」と述べて、犯行を正当化しました。
警察によりますと、キム容疑者は「現場を3度下見して、人通りが一番少ない時間帯を選んだ」と話しているということです。
事件を受けて、韓国の外交通商省は、遺憾の意を表明するとともに、警備の強化など、必要な措置をとるとの声明を出しました。
「単なる交通事故ということではないというふうな先方から若干の報告やりとりはあります。本事件について、遺憾であり、再発防止のため、すべての可能な措置をとる旨の発言がありました。日本側としても、これは遺憾な事件であると、このように受け止めています。」