「こうのとり」ISSにドッキング
7月28日 4時53分
今月21日に打ち上げられた日本の宇宙輸送船「こうのとり3号機」は、予定より2時間あまり早いきょう午前2時半すぎ、国際宇宙ステーションにドッキングしました。
「こうのとり3号機」は、今月21日に鹿児島県の種子島(たねがしま)宇宙センターから打ち上げられ、徐々に高度を上げながら6日かけて地上400キロほどの軌道を回る国際宇宙ステーションに接近しました。
そして、昨夜9時20分すぎ、宇宙ステーションに滞在中の星出晃彦宇宙飛行士も参加して、ステーションのロボットアームで「こうのとり3号機」をつかみました。
「宇宙ステーションの窓から見える『こうのとり』は非常にきれいです。」
このあと、宇宙ステーションの結合部に取りつける作業が行なわれ、作業は順調に進み、予定よりも2時間あまり早いきょう午前2時31分ドッキングしました。
「こうのとり3号機」には宇宙ステーションで使われる生活物資のほか、日本の大学や企業などが開発した超小型衛星やメダカを飼育する実験装置などが乗せられ、星出さんが作業や実験にあたることになっています。
「正直言って、安心、うれしいですからね。」
「星出飛行士ですね、ちょうど宇宙ステーションにいるタイミングで、今回初めて3号機を飛ばすことができまして、日本人同士、宇宙ステーションでの共通言語は英語になるんですけれども、こうやって日本語でのやりとりをちょくちょくできるというのも、非常に運輸管制員としてはやりやすかったなと」