バス事故 家族が国に説明要求
7月26日 20時1分
7人が死亡し39人が重軽傷を負った関越自動車道のバス事故で、被害者の家族が国土交通省を訪れ、安全基準などをめぐる事故前の国の対応について説明を求めました。
きょうは、事故の遺族やけがをした人の家族でつくる被害者の会のうち2人が国土交通省を訪れました。そして、国がバス会社などに安全基準を守らせることを怠ったのではないかとか、高速ツアーバスが増えるなか監査が不十分だったのではないかといったことなど、事故前の国の対応について説明を求める文書を担当者に手渡しました。
国は被害者の家族に対する初めての説明会を金沢市で開く方向で検討していて、被害者の会は羽田国土交通大臣の出席を求めたということです。
「私たちの思いは2度とこのような事故を起こしてほしくはない。国土交通省の責任のある立場の方から、わらわれの質問に対しての回答説明をいただきたいと思います。」
「交通事故、交通事犯は突然やってきます。まさか、自分にそして自分の家族にそれが起こるとは正直思っていませんでした。」
5年前に、小学生の長女を事故で亡くした俳優の風見しんごさん、子供が犠牲になる交通事故が都内で相つぐなか、警察官に事故の撲滅を訴えました。
「夏休みのあいだでも、元気に2学期が迎えられるように、ぜひお父さん、お母さん、お子さんに気をつけるよう言葉をかけてください。」