新東名開通で渋滞が大幅減少
7月27日 5時27分
新東名(しんとうめい)高速道路が開通した影響で、東名高速道路は平均速度がおよそ2キロ早くなり、並行して走る区間で渋滞が大幅に減って、この夏のお盆の時期も混雑が緩和される見通しとなっています。
新東名高速道路は、ことし4月、静岡県内の御殿場(ごてんば)ジャンクションと三ケ日(みっかび)ジャンクションのあいだの162キロの区間が開通しました。
中日本(なかにほん)高速道路によりますと、同じ区間を結ぶ東名高速道路は、開通からの3か月間で平均速度が時速およそ89キロから91キロへと2キロスピードアップしました。また、10キロ以上の渋滞は、去年の同じ時期の71回から2つのルートで合わせて5へと大幅に減りました。
この結果、この夏のお盆の時期は、同じ区間で10キロ以上の渋滞が去年は47回発生しましたが、ことしは2つのルートで合わせて2回へと大幅に緩和される見通しです。
一方、1日あたりの交通量は、新東名高速道路が3万9900台、同じ区間の東名高速道路が4万2600台で合わせて8万2500台と開通前の東名高速道路に比べ、14パーセント増えています。
中日本高速道路は、全体として交通量が増えたものの、2つのルートに車が分散したため混雑が緩和されたとみていますが、逆に東名高速道路だけの区間になると渋滞が増えたところもあるということです。