アルキュァ◇は伝説の鳥で、仲間を作らず、一人ぼっちで海に浮いているのが好きだと言われています。
言い伝えでは、この鳥は人間に捕まらない様に、岸の岩のかげに巣を作るとの事です。
ある時、一羽のアルキュァ◇がタマゴを産む為に、岬に登って来ました。
見ると、大きな岩が海の方へ突き出ています。
アルキュァ◇はその岩かげに巣を作り、タマゴをかえしました。
ところがある日、お母さんアルキュァ◇がエサを探している間に、突然激しい風が高波を巻き起こしました。
波は巣の所まで押し寄せ、巣を水で覆い尽くして、ひな鳥たちをおぼれ死にさせてしまいました。
お母さんアルキュァ◇は帰って来て、留守中の恐ろしい出来事を知ると、こう叫びました。
「ああ、なんてわたしは不幸なのだろう。陸は危ないけれど、海なら安全だと思って海を住みかにしているのに、その海が陸よりもひどい裏切りをするなんて」
これと同じ様に、人間でも敵を警戒するあまり、味方の様に見えるけれども、実は敵よりもずっと恐ろしい人に助けを求めてしまう事があるのです。
鱼狗是传说中的一种鸟,据说不交朋友,喜欢孤单地浮在海面上。
据传说,这种鸟为了不被人类捉到,在岸边岩石的背面建自己的鸟巢。
一次,一只鱼狗为了下蛋,来到了海角上。
一看,一块大大的岩石突出海面。
于是鱼狗便在那块岩石的背面建了鸟巢,孵了蛋。
可是,有一天鱼狗妈妈在寻找食物的时候,突然猛烈的海风卷起了大浪。
海浪涌向巢穴,水淹没了巢穴,把雏鸟们淹死了。
鱼狗妈妈回来,知道了不在家这段时间发生的可怕事情后,大喊道:
“哎!我是多么的不幸啊!
我以为陆上危险,海上安全便把住处安在了海上,没想到大海会比陆地更无情地背叛我!”
与此相同,人类也是一样,由于过分提防敌人,
有时会向看似同伴,实际上却是比敌人更可怕的人寻求帮助。