ところが、近くの木の枝に、
目玉をクルクルさせたフクロウがとまっていました。
夜になって暗くなればなるほど、目がよく見えてくるフクロウです。
「私は聞きましたよ。この耳で。耳が落ちてしまわないうちは、
できるだげたくさん聞いておかなければなりませんからね。」
フクロウは、ハト小屋のハトに話しかけました。
お聞きなさい。とり小屋のメンドリさんは、きれいになりたいと言って、自分の羽を抜いたんだそうですよ。
「クックー、クックー」
ハトは、隣のアヒルに話しました。
「アヒルさん、アヒルさん。なんと驚いたことに、ニワトリさんが、
きれいになる競争をして、羽をみんな毟り取ったんですって。」
「ガア、ガア、ガア。」
アヒルは驚いて鳴きました。
「大変なことをするもんだ。羽をむしってしま手は、かぜをひいて、熱を出すにきまっている。」
アヒル小屋の軒下に、蝙蝠がとまっていました。
蝙蝠は、この話を聞いてびっくりしました。
「ひどい話だ。こんな話を黙っているわけにはいかない。みんなに知らせなくっちゃ。」
ヒラヒラヒラと、蝙蝠は月夜の空へ飛んで行きました。
正巧这时,在旁边树枝上停着一只眼睛滴溜溜转的猫头鹰。
到了晚上,天越黑猫头鹰的眼睛看得越清楚。
“我听到了。用我的耳朵。趁着我的耳朵还没掉,一定要多听些事情。”
猫头鹰告诉鸽子笼里的鸽子,“听我说。鸡笼里的母鸡说她想变得更漂亮,于是拔掉了自己的羽毛。”
“咕咕,咕咕。”鸽子对旁边的鸭子说,“鸭子,鸭子。有件让人惊讶的事。
母鸡们为了比漂亮,都在拼命地拔自己的羽毛。”
“嘎嘎嘎。”鸭子吃惊地大叫,“那怎么行啊?拔掉羽毛,一定会感冒,发烧的。”
在鸭窝屋檐下,停着一只蝙蝠。
蝙蝠听到这话,也大吃一惊。多可怕的事儿。
这种事儿可不能保持沉默,一定要告诉大家。
蝙蝠扑啦扑啦地飞向夜空。