明くる朝になりました。
「チュン、チュン、チュン。」
朝早くから、ニワトリ小屋の前で、スズメがやかましく騒ぎました。
ニワトリたちは、変に思って、
「もしもし、スズメさん、どうかしたのですか?」
「これは驚いた。「チュン、チュン、チュン。」
と、スズメは鳴きました。
「どうしたどころではありませんよ。メンドリさん羽を抜いて、五羽もなくなったというではありませんか。」
「あら、まあ。それはお気の毒ね。いったいどうしたというのでしょう。そんなに羽を抜いて、五羽もなくなるなんて。驚きましたわ。」と、一羽のメンドリが言いました。
なんとそのメンドリは、一番始めに羽を落としたメンドリだったではありませんか。
たった一枚羽を落としたことが、おしまいにはメンドリが五羽もなくなったと、
途中から話がひどく変わってしまったのです。
「どこのメンドリさんでしょうね?」
「ここのメンドリさんではないのですか?」
「いいえ、ここではありませんよ。」
「おかしいなあ、どこだろう?」
「ほんとに、どこでしょうねえ?」
「おかしいなあ?」
風が吹いて、夕べメンドリが落とした一枚の羽を、ヒラヒラとどこかへ持って行きました。
第二天早上。“啾啾啾。”一大早,麻雀就在鸡窝前吵嚷个不停。
鸡们觉得很奇怪。“喂,麻雀。发生什么事了?”
“惊人的消息。啾啾啾。”麻雀叫着。“怎么现在还在问发生什么事了。不是说母鸡们拔了自己的羽毛,已经死了五只了吗?”
“啊,是吗?那可真可怜呀。到底是怎么回事呀?竟然拔掉羽毛,还死了五只鸡,太让人吃惊了。”一只母鸡问。
这只母鸡正是那只最开始时掉了一片羽毛的母鸡。
从只掉了一片羽毛,到最后却变成死了五只母鸡。话传到最后竟变得面目全非了。
“是哪里的母鸡啊?”
“难道不是这里的母鸡吗?”
“不,不是我们这里。”
“真奇怪,那是哪里呢?”
“太奇怪。”一阵风吹过。
昨晚母鸡掉的那片羽毛被风吹起,忽悠忽悠地不知飘到哪里去了。