「おやおや、寒い中をかわいそうに。
さあお入り。中は暖かいし、食べ物もたくさんあるよ。」
親指姫は、野鼠と一緒に暮らすことになりました。
さて、野鼠の家のさらに地面の奥には、お金持ちのモグラが住んでいました。
「なんてかわいい人だろう。」
親指姫が気に入ったモグラは、毎日遊びに来ます。
ある日のこと、親指姫は倒れているツバメを見付けました。
やさしい親指姫は、毎日ツバメの世話をしました。
「どうか元気になって、
もう一度歌って、ツバメさん。
私は、あなたの歌が大好きよ。」
春になると、ツバメはすっかり元気になって、
親指姫を誘いました。
「一緒に、南の国へ行きましょう。
南の国は、とってもいいところですよ。」
「ありがとう。でも、いけないわ。」
「どうして?」
だって、私がいなくなったら、お世話になったのねずものおばあさんがさびしがります。
「そうですか。では、さようなら。」
「よかったわね。
お金持ちのモグラさんが、あなたをお嫁にほしいんですって。
秋になったら、モグラさんと結婚するんですよ。」
“哎呀呀!呆在外面多冷啊!到我的房子里来吧,里面很暖和的,我还有很多吃的东西。”
后来,拇指姑娘就和田鼠生活在一起。
在田鼠家地底下更深的地方,住着一只有钱的鼹鼠。
“多可爱的人啊!”
鼹鼠喜欢上了拇指姑娘,每天都来拜访。
一天, 拇指姑娘发现了一只昏倒的燕子。
善良的拇指姑娘每天都去照顾燕子。
“燕子,请你一定要恢复健康啊,还要为我唱歌啊。我非常喜欢你的歌声。”
当春天来到时,燕子的身体完全恢复了,他邀请拇指姑娘说:
“和我一起去南方的国度吧。南方的国度真的是一个好地方。”
“谢谢你,不过我不能离开!”
“为什么?”
“如果我离开,照顾我的田鼠婆婆会很孤单的。”拇指姑娘说。
“是吗。那以再会吧。”
燕子向拇指姑娘道谢,朝着南方的国度飞去。
到了夏天,田鼠对拇指姑娘说:
“太好了,有钱的鼹鼠已经和我说他打算娶你。到了秋天你就可以和鼹鼠结婚了。”