ある小さな男の子が、誕生日(たんじょうび)にすずの兵隊(へいたい)のおもちゃをもらいました。
一本(いっぽん)のスプーンを溶(と)かし直(なお)して作(つく)ったもので全部で二十五人揃(そろ)っていましたがそのうちの一人だけは足が一本しかなかったのです。
この兵隊が一番最後(いちばんさいご)に作られたため、すずが足りたくなってしまったのです。
それでもこの兵隊は、一本足のまま、しっかり立っていました。
男の子は、ほかに紙でできたお城のおもちゃももらいました。
そのお城の入(い)り口(ぐち)には一人の踊(おど)り子が片足(かたあし)を思い切り上げて踊っています。
「ああ、あの踊り子も一本足だ。ぼくのお嫁さんにちょうどいい。」
一本足の兵隊は踊り子に一目惚(ひとめぼ)れして、その夜はおもちゃ箱(ばこ)の中で、踊り子から目を離(はな)さずに過(す)ごしました。
有个小男孩在他的生日那天得到了一些玩具锡兵。
他们是由同一把锡汤匙铸出来的,一共有25个锡兵。这些病全都一模一样,出了一个,他只有一条腿。
他是最后一个被铸出来的,锡不够用了。
尽管只有一条腿,他却用这一条腿稳稳站住。
男孩还得到了一座纸宫殿。
供电的入口站着一个跳舞的小姐,她一条腿举得很高。
啊啊!那个姑娘也只有一条腿,她正好可以做我的妻子。
一条腿的锡兵对那个姑娘一见钟情,整个晚上,他呆在玩具箱里,眼睛一刻也没有离开过她。