ある時ヘルメスは、1台の車にうそやペテンやサギを満載して世界中をまわり、各国に少しずつ分配していました。
ところがアラブ人の国にさしかかった時、車が急に壊れてしまいました。
するとアラブ人たちは、その積み荷が高価な品物であると勘違いして残らず盗むと、ヘルメスが他の国へ行けない様にしました。
このお話しは、「他のどの国民にもまして、アラブ人はうそつきでペテン師である。実際、彼らの舌は真実を語る事がない」と、いう説明で終わっています。
アラブ人はイソップの生きていたギリシャ時代から商売上手の民族でしたから、それをねたんで、こんなお話しが生まれたのかもしれませんね。
有一次,赫米斯赶着一辆满载谎言、欺骗、欺诈的车子周游整个世界,给每个国家都分配一点儿。
可是,当他来到阿拉伯人的国家时,车子突然坏了。
于是,阿拉伯人误以为装载的货物是贵重物品,就都抢光了。
赫米斯便不能再到别的地方去了。
这则故事以这样的说明结束:阿拉伯人比其他任何一个国家的国民都会说谎、欺骗。实际上,他们的嘴没说过真话。
阿拉伯人从伊索出生的希腊时代开始,就是非常善于经商的民族,可能是因为嫉恨这一点才有了这样的故事。