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日本川柳06

时间: 2020-08-31    进入日语论坛
核心提示:闘いとして次々に産む蛭子イザナミとイザナギが最初に生んだ子供である「蛭子」。かたちのないどろどろとした奇形児であったため
(单词翻译:双击或拖选)
闘いとして次々に産む蛭子
 
イザナミとイザナギが最初に生んだ子供である「蛭子」。かたちのないどろどろとした奇形児であったため、海へと流されたという。ここでは語り手はその「蛭子」を「次々に産む」。しかもそれは「闘いとして」だというのだ。ここに込められているのは、あやふやな〈正常〉という基準への攻撃的なまでの違和感である。女性の身体性に引きつけられて、あるいはそれを起点として書かれていて、批評性という言葉で表すにはあまりにも直接的で痛ましいイメージではある。ただしこの句には、不思議にあっけらかんと明るいところもあるように感じる。蛭子の名に「日」や「昼」を読みとる説もあるという。今はまだ「闘い」であるが、身体性や生の解放が夢見られているのかも知れない。
 
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