日语童话故事 日语笑话 日语文章阅读 日语新闻 300篇精选中日文对照阅读 日语励志名言 日本作家简介 三行情书 緋色の研究(血字的研究) 四つの署名(四签名) バスカービル家の犬(巴斯克威尔的猎犬) 恐怖の谷(恐怖谷) シャーロック・ホームズの冒険(冒险史) シャーロック・ホームズの回想(回忆录) ホームズの生還 シャーロック・ホームズ(归来记) 鴨川食堂(鸭川食堂) ABC殺人事件(ABC谋杀案) 三体 失われた世界(失落的世界) 日语精彩阅读 日文函电实例 精彩日文晨读 日语阅读短文 日本名家名篇 日剧台词脚本 《论语》中日对照详解 中日对照阅读 日文古典名著 名作のあらすじ 商务日语写作模版 日本民间故事 日语误用例解 日语文章书写要点 日本中小学生作文集 中国百科(日语版) 面接官によく聞かれる33の質問 日语随笔 天声人语 宮沢賢治童話集 日语随笔集 日本語常用文例 日语泛读资料 美しい言葉 日本の昔話 日语作文范文 从日本中小学课本学日文 世界童话寓言日文版 一个日本人的趣味旅行 《孟子》中日对照 魯迅作品集(日本語) 世界の昔話 初级作文 生活场境日语 時候の挨拶 グリム童話 成語故事 日语现代诗 お手紙文例集 川柳 小川未明童話集 ハリー・ポッター 新古今和歌集 ラヴレター 情书 風が強く吹いている强风吹拂
返回首页
当前位置: 首页 »日语阅读 » 日本名家名篇 » 暉峻康隆 » 正文

日本人の笑い25

时间: 2018-11-04    进入日语论坛
核心提示:  江戸の少年法  月を見るころには土手《どて》に薄《すすき》はえ 中秋の名月を鑑賞する九月下旬になると、土手の薄もはえ
(单词翻译:双击或拖选)
   江戸の少年法
 
 
  月を見るころには土手《どて》に薄《すすき》はえ
 
 中秋の名月を鑑賞する九月下旬になると、土手の薄もはえそろう。自然の摂理はまことに絶妙である。中国でいう「池塘《ちとう》春草」が、日本では俳句趣味で、名月のもとにそよぐ土手の薄となったわけだ。
  十六で娘は道具そろいなり
  十六になると文福茶釜《ぶんぶくちやがま》なり
 館林《たてばやし》は茂林寺《もりんじ》の寺宝の文福茶釜は、狸《たぬき》のばけもので、昔から「文福茶釜に毛が生えた」とうたわれている。ともかく「十三ぱっかり」と「毛十六」は、最大公約数である。そこで、
  正直にお七はえたと申しあげ
  はえたのでお七はどうも許されず
という句が生まれたわけだ。
 西鶴の「好色五人女」の一人として、事件後三年目に早くも文学に登場してヒロインとなり、最近ではアメリカとソ連で訳されて、世界的な恋人となった本郷の八百屋の娘お七が、火事で焼けだされて結ばれた恋人の吉三郎に会いたさに、放火してつかまり、鈴《すず》ヶ森《もり》で火刑に処せられたのは、天和《てんな》二年(一六八二)、十六の年ということになっている。
 その時、お七があんまりかわいそうなので、老中の土井大炊頭《どいおおいのかみ》が、お七こと「十五歳ならば科《とが》も一段引下げて申付くべき間、今一応お七が年を吟味あるべし。」と、奉行《ぶぎよう》に命じた。放火は当時、火あぶりの刑ときまっていたのだが、十五歳以下なら親類にあずけておき、十五になって島流しという少年法があったので、それを適用して助けようとしたわけだ。
 ところがお七は正直に、はえました、十六になります、と申しあげたので、奉行といたしてはどうにも許すわけにいかなくなった、というしだいである。
 さて、今どきは二十五、六が嫁入り盛りとなったが、江戸時代は十年はやく、文福茶釜のころが適齢期であった。もちろん婚礼の日取りは、その期間をさけてきめるわけだが、不順の向きも多いことだから、
  婚礼を笑って延ばす使者が立ち
  仲人《なこうど》へ四五日のばす低い声
ということになるのは、やむをえない。
 しかし、これなどはまだよい方だ。その日の朝までなんともないので、はればれと嫁入りしたのはよいが、
  気の毒さよめった夜からおえんなり
ということになっては、万事休すである。ここに「おえん」と申すのは、例の隠語の擬人名であるが、これは猿猴坊《えんこうぼう》の省略である。猿猴坊ではいかめしいから、女らしく「おえん」といって、来潮中の女の代名詞にしたわけだ。それではなぜ猿猴坊(手長猿)と言い出したのかというと、猿の顔と尻が赤いからではない。日本画に、手長猿が四、五ひき手をつないで崖にぶら下がり、谷川の水にうつった月をとろうとしている構図がある。そこで水の月、月水はいくら手をのばしてもとることがならぬというしゃれだ、という説がよいだろう。
 だが情がうつってくると、もの珍しさも手伝って、手にもとられず、というわけにはいかなくなる。
轻松学日语,快乐背单词(免费在线日语单词学习)---点击进入
顶一下
(0)
0%
踩一下
(0)
0%