「あぁ、君はおじさん、おばさんの反応が心配なんだね? それは、ハリー、非常に怒っていたことは否定ひていしない。しかし、君がクリスマスとイースターの休きゅう暇かをホグワーツで過ごすなら、来年の夏には君をまた迎むかえる用意がある」
ハリーは詰つまった喉のどをこじ開けた。
「僕ぼく、いつだってクリスマスとイースターはホグワーツに残っています。それに、プリベット通りには二度と戻もどりたくはありません」
「まあ、まあ、落ち着けば考えも変わるはずだ」ファッジが困ったような声を出した。
「なんと言っても君の家族だ。それに、君たちはお互いに愛いとしく思っている。――アー――心のふかーいところでだがね」
ハリーは間違いを正す気にもならなかった。いったい自分がどうなるのかをまだ聞いていない。
「そこで、残る問題は――」
ファッジは二つ目のクランペットにバターを塗ぬりながら言った。
「夏休みの残りの二週間を君がどこで過ごすか、だ。私はこの『漏もれ鍋なべ』に部屋を取るとよいと思うが、そして――」
「待ってください」ハリーは思わず尋たずねた。「僕の処しょ罰ばつはどうなりますか?」
ファッジは目をパチクリさせた。
「処罰?」
「僕、規則きそくを破りました! 『未み成せい年ねん魔法まほう使つかいの制せい限げん事項じこう令れい』です!」
「君、君、当とう省しょうはあんなちっぽけなことで君を罰ばっしたりはせん!」
ファッジはせっかちにクランペットを振りながら叫さけんだ。
「あれは事故だった! おばさんを膨ふくらました廉かどでアズカバン送りにするなんてことはない!」
これでは、ハリーがこれまで経験した魔ま法ほう省しょうの措そ置ちとは辻つじ褄つまが合わない。
哈利不想去纠正福吉的看法。他仍旧等着听怎样发落他。
“那现在剩下的就是,”福吉说,又在给他第二块烤面饼涂黄油,“你剩下的两星期假期在哪里过。我建议你在破釜酒吧开一个房间并且—— ”
“那是个偶然事件!我们不会仅仅为了人们吹胀姑妈就把他们送到阿兹卡班去的!”
但这些话和哈利过去与魔法部所打的交道完全合不上拍。