「おめでとう、ハグリッド!」
三人で教きょう職しょく員いんテーブルに駆かけよりながら、ハーマイオニーが黄色い声をあげた。
「みんな、あんたたち三人のおかげだ」
テカテカに光った顔をナプキンで拭い、ハグリッドは三人を見上げた。
「信じらんねぇ……偉えらいお方だ、ダンブルドアは……。ケトルバーン先生がもうたくさんだって言いなすってから、まーっすぐ俺おれの小屋に来なさった……こいつは俺がやりたくてたまんなかったことなんだ……」
感かん極きわまって、ハグリッドはナプキンに顔を埋うずめた。マクゴナガル先生が三人にあっちに行きなさいと合図あいずした。
三人はグリフィンドール生に混まじって大だい理り石せきの階段を上り、すっかり疲れ果てて、またまた廊下ろうかを通り、またまた階段を上がり、グリフィンドール塔とうの秘密ひみつの入口にたどり着いた。ピンクのドレスを着た「太った婦人レディ」の大きな肖しょう像ぞう画がが尋たずねた。
「合あい言こと葉ばは?」
「道を空あけて! 道を空けて!」後ろのほうからパーシーが叫ぶ声がした。
「新しい合あい言こと葉ばは『フォルチュナ・マジョール! たなぼた!』」
「あーあ」
ネビル・ロングボトムが悲しげな声を出した。合言葉を覚えるのがいつもひと苦労なのだ。
肖しょう像ぞう画がの裏うらの穴を通り、談だん話わ室しつを横切り、女子寮りょうと男子寮に別れ、それぞれの階段を上がった。ハリーは螺旋らせん階段を上りながら、頭の中はただただ帰ってこられてうれしいという想おもいで一いっ杯ぱいだった。懐なつかしい、円形の寝しん室しつには四よん本ほん柱ばしらの天てん蓋がいつきベッドが五つ置かれていた。ハリーはぐるりと見回して、やっと我が家に帰ってきたような気がした。
他心情激动,用餐巾捂住了脸,麦格教授示意他们走开。
哈利、罗恩和赫敏与格兰芬多的学生一起拥上那大理石楼梯,他们现在已经很疲倦了,还要沿着更多的走廊登更多的楼梯,走到格兰芬多塔楼那隐藏着的入口处。一幅大大的穿着粉红衣服的胖夫人肖像画问他们:“口令?”
“获得成功,获得成功!”珀西从人群后面叫道,“新口令是吉星高照!”
“哦,不。”纳威隆巴顿悲哀地说。他总是记不住口令。
女孩和男孩们穿过肖像画上的洞,走过公共休息室,各自走向自己的楼梯。哈利爬上螺旋形楼梯,心里什么也没想,只想者回校是多么高兴的事。他们走到熟悉的、有五张床位的宿舍,哈利环顾四周,觉得终于到家了。