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第4章 漏もれ鍋なべ The Leaky Cauldron(1)

时间: 2023-03-14    进入日语论坛
核心提示:第4章 漏もれ鍋なべ The Leaky Cauldron初めて自由を手にしたものの、ハリーは奇き妙みょうな感覚に慣れるまで数日かかった。好
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第4章 漏もれ鍋なべ The Leaky Cauldron
第4章 漏もれ鍋なべ The Leaky Cauldron

初めて自由を手にしたものの、ハリーは奇き妙みょうな感覚に慣れるまで数日かかった。好きな時に起きて、食べたい物を食べるなんて、こんなことはいままでになかった。しかも、ダイアゴン横よこ丁ちょうから出なければ、どこへでも好きなところに行ける。長い石いし畳だたみの横丁は世界一魅み力りょく的てきな魔法グッズの店がぎっしり並んでいるし、ファッジとの約束を破ってマグルの世界へさまよい出るなど、ハリーは露つゆほども願いはしなかった。

毎朝「漏もれ鍋なべ」で朝食を食べながら、他の泊とまり客を眺ながめるのがハリーは好きだった。一日がかりの買物をするのに田舎いなかから出てきた、小柄こがらでどこか滑こっ稽けいな魔女とか、「変へん身しん現げん代だい」の最近の記事について議論ぎろんを戦わせている、いかにも威厳いげんのある魔法使いとか、猛たけ々だけしい魔法戦士、やかましい小人こびと、それに、ある時は、どうやら鬼おに婆ばばだと思われる人が、分厚ぶあついウールのバラクラバ頭巾ずきんにすっぽり隠れて、生なまの肝かん臓ぞうを注文していた。

朝食のあと、ハリーは裏うら庭にわに出て杖つえを取り出し、ゴミ箱の上の左から三番目のレンガを軽く叩たたき、少し後ろに下がって待つ。すると、壁かべにダイアゴン横丁へのアーチ型がたの入口が広がる。

長い夏の一日を、ハリーはぶらぶら店を覗のぞいて回ったり、カフェ・テラスに並んだ鮮あざやかなパラソルの下で食事をしたりした。カフェで食事をしている客たちは、互いに買物を見せ合ったり(「ご同どう輩はい、これは望ぼう月げつ鏡きょうだ――もうややこしい月図面で悩なやまずにすむぞ、なぁ?」)、シリウス・ブラック事件を議論したり(「わたし個人としては、あいつがアズカバンに連れ戻もどされるまでは、子供たちを独ひとりでは外に出さないね」)していた。もうハリーは、毛布に潜もぐって、懐かい中ちゅう電でん灯とうで宿題をする必要はなかった。フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラーのテラスに座り、明るい陽ひの光を浴あび、店主のフローリアン・フォーテスキュー氏にときどき手伝ってもらいながら、宿題を仕し上あげていた。店主は中ちゅう世せいの魔女火あぶりにずいぶん詳くわしいばかりか、三十分ごとにサンデーを振舞ふるまってくれるのだった。



第4章 破釜酒吧  
        
  哈利过了好几天才习惯了他奇异的新自由。以前他从来不能什么时候想睡就睡,想吃就吃。现在他甚至可以到他想去的任何地方,只要那地方在对角巷里面就行,这条长长的铺满小石子的街道两旁都是世界上最让人着迷的魔法商店。因此,哈利并不想破坏他对福吉许下的诺言,没有偏离正道又到麻瓜的世界里去。 
  哈利每天早晨在破釜酒吧吃早饭,他喜欢在那里观察其他住客:乡下来的有趣的小女巫到这里来是为了一整天进行采购;看上去易受伤害的男巫们就《今日变形术》上的最新文章进行争论;野头野脑的巫师、喧闹的侏儒,还有,有一次,一个头戴厚厚的巴拉克拉瓦盔帽、看上去令人怀疑是鬼怪的人要了一碟子生肝。 
  早饭后,哈利往往到后院去,拿出他的魔杖,敲敲垃圾桶上方从左面数第三块砖头,然后后退一步,看着墙上打开的通向对角巷的拱道。 
  哈利把长长的夏日花在逛商店和在咖啡店外面色彩鲜艳的遮阳伞下吃东西上,与他同时进餐的人在那里彼此展览买到的东西(“这是一架望月镜,伙计—— 再不用摆弄月亮图表了,明白吗?”)或者讨论小天狼星布莱克案件(“我个人认为,在他回到阿兹卡班以前,任何小孩都不能单独出门。”)。哈利再也不用躲在被单下拿着手电筒做家庭作业了;现在他可以坐在弗洛林冷饮店外面的灿烂阳光下,完成他所有的论文,有时还能得到弗洛林本人的指导,弗洛林除了在中世纪焚烧女巫方面具有广泛的知识以外,还每隔半小时就免费供给哈利一盒冰淇淋。 
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