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第6章 鉤かぎ爪づめと茶の葉 (10)

时间: 2023-03-21    进入日语论坛
核心提示:「何か山やま高たか帽ぼうみたいな形になってる」ロンの予言よげんだ。「魔ま法ほう省しょうで働くことになるかも」ロンはカップ
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「何か山やま高たか帽ぼうみたいな形になってる」ロンの予言よげんだ。「魔ま法ほう省しょうで働くことになるかも……」

ロンはカップを逆さかさまにした。

「だけど、こう見るとむしろどんぐりに近いな……これはなんだろなぁ?」

ロンは「未来の霧を晴らす」をずっとたどった。

「たなぼた、予よ期きせぬ大金。すげえ。少し貸してくれ。それからこっちにもなんかあるぞ」

ロンはまたカップを回した。

「なんか動物みたい。ウン、これが頭なら……カバかな……いや、羊かも……」

ハリーが思わず吹き出したので、トレローニー先生がくるりと振り向いた。

「あたくしが見てみましょうね」

咎とがめるようにロンにそう言うと、先生はすーっとやってきて、ハリーのカップをロンから素早すばやく取り上げた。

トレローニー先生はカップを時計と反対回りに回しながらじっと中を見た。みんながしーんとなって見つめた。

「隼はやぶさ……まあ、あなたは恐ろしい敵てきをお持ちね」

「でも、誰でもそんなこと知ってるわ」

ハーマイオニーが聞こえよがしに囁ささやいた。トレローニー先生は、キッとハーマイオニーを睨にらんだ。

「だって、そうなんですもの。ハリーと『例れいのあの人』のことはみんな知ってるわ」

ハリーもロンも驚きと賞しょう賛さんの入り交まじった目でハーマイオニーを見た。ハーマイオニーが先生に対してこんな口の利きき方をするのを、二人は見たことがなかった。トレローニー先生はあえて反はん論ろんしなかった。大きな目を再びハリーのカップに戻もどし、またカップを回しはじめた。

「棍こん棒ぼう……攻こう撃げき。おや、まあ、これは幸せなカップではありませんわね……」

「僕ぼく、それは山高帽だと思ったけど」ロンがおずおずと言った。

「髑髏どくろ……行く手に危険きけんが。まあ、あなた……」

みんながその場に立ちすくみ、じっとトレローニー先生を見つめる中で、先生は最後にもう一度カップを回した。そしてハッと息を呑のみ、悲鳴ひめいをあげた。

またしてもカチャンと陶とう磁じ器きの割れる音がした。ネビルが二個めのカップを割ったのだ。トレローニー先生は空あいていた肘ひじ掛かけ椅い子すに身を沈しずめ、ピカピカ飾りたてた手を胸に当て、目を閉じていた。



  “这儿有一团东西,像是一顶圆顶硬礼帽,”他说,“也许你要为魔法部工作了..” 
  他把茶杯向另外一边侧过去。 
  “但这么看就更像是一颗橡子......那是什么?”他猛翻自己那本《拨开迷雾看未来》。“意外之财,意料不到的黄金。棒极了,你可以借给我一些。这里还有个东西,”他又把茶杯转了一下,“这看上去像是一头动物。对,如果说那是脑袋的话..它看起来像河马..不,像羊..” 
  哈利一阵大笑,特里劳妮教授飞快地转过身来。“让我看看,亲爱的。”她不高兴地对罗恩说,迅速走过来,一把夺过罗恩手里的茶杯。大家都安静下来,看着。特里劳妮教授瞪着那茶杯,一面把茶杯向逆时针方向转动着。 
  “猎鹰..亲爱的,你有死敌。”
“但是谁都知道这件事啊。”赫敏大声嘀咕道。特里劳妮教授瞪着她。“唔,是这样的,”赫敏说,“大家都知道哈利和神秘人。” 
  哈利和罗恩瞪着她,又惊讶又佩服。他们还从来没有听到赫敏这样对老师说话。特里劳妮教授故意不予回答。她那双大眼睛又往哈利的茶杯里看,而且继续转动茶杯。 
  “大棒......一次袭击。亲爱的,亲爱的,这可不是个幸运的茶杯..”
“我还以为那是一顶圆顶硬礼帽呢。”罗恩局促不安地说。
“头盖骨..前途有危险,亲爱的..”大家都目瞪口呆地看着特里劳妮教授,她最后又将茶杯转动了一次,喘气,然后尖叫起来。又响起一声瓷器破碎的声音:纳成打碎了第二个杯子。特里劳妮教授一下子就坐进了一张空扶手椅里,她那发亮的手抚着她的心脏,双眼紧闭。

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