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第6章 鉤かぎ爪づめと茶の葉 (15)

时间: 2023-03-21    进入日语论坛
核心提示:昼食のあと、城の外に出られるのがハリーにはうれしかった。昨日きのうの雨は上がっていた。空は澄すみきった薄うすねずみ色だっ
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昼食のあと、城の外に出られるのがハリーにはうれしかった。昨日きのうの雨は上がっていた。空は澄すみきった薄うすねずみ色だった。しっとりとして柔らかに弾はずむ草地を踏ふみしめ、三人は「魔法まほう生せい物ぶつ飼し育いく学がく」の最初の授業に向かっていた。

ロンとハーマイオニーは互いに口をきかない。ハリーも黙だまって二人の脇わきを歩き、禁きんじられた森の端はしにあるハグリッドの小屋をめざして、芝生しばふを下っていった。いやというほど見み慣なれた三人の背中が前を歩いているのを見つけた時、ハリーは初めてスリザリンとの合ごう同どう授じゅ業ぎょうになるのだと気がついた。マルフォイがクラッブとゴイルに生き生きと話しかけ、二人がゲラゲラ笑っていた。何を話しているのかは、聞かなくてもわかる、とハリーは思った。

ハグリッドが小屋の外で生徒を待っていた。厚手木綿モールスキンのオーバーを着き込こみ、足元にボアハウンド犬のファングを従え、早く始めたくてうずうずしている様子で立っていた。

「さあ、急げ。早く来いや!」生徒が近づくとハグリッドが声をかけた。

「今日はみんなにいいもんがあるぞ! すごい授業だぞ! みんな来たか? よーし。ついてこいや!」

ほんの一いっ瞬しゅん、ハリーはハグリッドがみんなを「森」に連れていくのでは、とぎくりとした。ハリーは、もう一生分くらいのいやな思いを、あの森で経けい験けんした。ハグリッドは森の縁ふちに沿ってどんどん歩き、五分後にみんなを放ほう牧ぼく場じょうのようなところに連れてきた。そこには何もいなかった。

「みんな、ここの柵さくの周まわりに集まれ!」ハグリッドが号ごう令れいをかけた。

「そーだ――ちゃんと見えるようにしろよ。さーて、イッチ番先にやるこたぁ、教科書を開くこった――」

「どうやって?」ドラコ・マルフォイの冷たい気取った声だ。

「あぁ?」ハグリッドだ。

「どうやって教科書を開けばいいんです?」

マルフォイが繰くり返した。マルフォイは「怪かい物ぶつ的てきな怪物の本」を取り出したが、紐ひもでぐるぐる巻きに縛しばってあった。他の生徒も本を取り出した。ハリーのようにベルトで縛っている生徒もあれば、きっちりした袋に押し込こんだり、大きなクリップで挟はさんでいる生徒もいた。


  午饭后离开城堡的时候,啥利很高兴。昨天的雨已经停了,天空晴朗,呈浅灰色,脚下的草地松软而潮湿,这时他们去上第一堂保护神奇生物课。 
  罗恩和赫敏彼此不说话。哈利沉默着走在他们旁边,他们正走下斜坡到禁林边上海格的小屋里去。他看到前面走着三个非常熟悉的背影,这才明白他们必须和斯莱特林院的学生一起上这门课。马尔福正活泼地和克拉布、高尔说话,这两人在咯咯地笑。哈利知道他们在笑什么。 
  海格在小屋门旁等待他的学生。他身穿鼹鼠皮大衣,猎狗牙牙在他脚下,似乎急于出发。
“来吧,快点快点!”他叫道,这时学生们已经走近了。“今天可有好东西款待你们!马上就要上精彩的一课!大家都到了吗?好,跟我来!” 
  有那么一会儿令人难受的时刻,哈利以为海格要把他们领到林子里面去;哈利在那林子里有过不愉快的经历,足使他终生难忘。然而,海格只领着沿着林子边缘走,五分钟以后,他们已经置身于一片围场似的地方外面了。那里什么也没有。 
  “大家都到这道篱笆边上来!”他叫道,“这就对了—— 站到你看得见的地方。现在,你们要做的第一件事就是打开书本—— ”
“怎么打开?”德拉科马尔福用他那冷淡、拖长的声调说。
“嗯?”海格说。 
  “我们怎么打开书本呀?”马尔福又说了一遍。他拿出他的《妖怪们的妖怪书》,他已经用一根绳子把它绑上了。别的人也拿出书来;有些人,像哈利那样,也把他们的书捆好了;别的人则把这本书放在牢固的袋子里或是用大夹子夹住。 
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