「ネビル、三つ数えてからだ」ルーピン先生が、自分の杖を洋箪笥の取とっ手てに向けながら言った。
「いーち、にー、さん、それ!」
ルーピン先生の杖の先から、火花がほとばしり、取っ手のつまみに当たった。洋箪笥が勢いよく開き、鉤かぎ鼻ばなの恐ろしげなスネイプ先生が、ネビルに向かって目をギラつかせながら現れた。
ネビルは杖を上げ、口をパクパクさせながら後ずさりした。スネイプがローブの懐ふところに手を突っ込こみながらネビルに迫せまった。
「リ、リ、リディクラス!」
ネビルは上うわずった声で呪じゅ文もんを唱となえた。
パチンと鞭むちを鳴らすような音がして、スネイプが躓つまずいた。今度は長い、レースで縁取ふちどりをしたドレスを着ている。見上げるように高い帽子ぼうしのてっぺんに虫食いのあるハゲタカをつけ、手には巨大な真紅しんくのハンドバッグをゆらゆらぶら下げている。
どっと笑い声があがった。まボねガ妖ー怪トは途方とほうにくれたように立ち止まった。ルーピン先生が大声で呼んだ。
「パーバティ、前へ!」
“纳威,我们要后退了,”卢平教授说,“让你有一片空地,好不好?我会叫下一个人上前的..现在,大家靠后,让纳威有一块空阔的地方—— ”
大家都向后退,退到墙边,让纳威一个人站在衣柜旁边。纳成脸色苍白。很害怕的榉子,但他已经卷起了长袍的衣袖,也握好了魔杖。
“我数到三,纳威,”卢平教授说,他也把自己的魔杖指着那个衣柜,“一—— 二—— 三—— 开始!”
教授的魔杖末端进射出一阵火花,火花打中了衣柜门的把手。衣柜门冲开了。鹰钩鼻子、一脸威胁神态的斯内普教授走了出来,双目炯炯地注视着纳威。
纳成往后退,他的魔杖举了起来,张口结舌,说不出话来。斯内普气势汹汹地朝他逼过来,把手伸进了他的长袍。
“滑— 滑稽滑稽!”纳威尖声叫道。
一阵噪音,像是挥动鞭子的声音。斯内普绊了一下;他身穿一件长长的、绣着花边的女服,头戴高帽,帽顶上有个已经被虫蛀的老雕标本,手里晃荡着一个巨大的猩红色手袋。
全班轰然大笑;这个博格特停了一下,不知所措;卢平教授大声喊道:“帕瓦蒂,上前!”