ドアが開いて、入ってきたのはスネイプだった。手にしたゴブレットから微かすかに煙が上がっている。ハリーの姿を見つけると、はたと足を止め、暗い目を細めた。
「ああ、セブルス」ルーピンが笑顔で言った。
「どうもありがとう。このデスクに置いていってくれないか?」
スネイプは煙を上げているゴブレットを置き、ハリーとルーピンに交互こうごに目を走らせた。
「ちょうどいまハリーに水魔グリンデローを見せていたところだ」
ルーピンが水すい槽そうを指差ゆびさして楽しそうに言った。
「それは結けっ構こう」水魔を見もしないでスネイプが言った。
「ルーピン、すぐ飲みたまえ」
「はい、はい。そうします」ルーピンが答えた。
「ひと鍋なべ分を煎せんじた」スネイプが言った。「もっと必要とあらば」
「たぶん、明日あしたまた少し飲まないと。セブルス、ありがとう」
「礼には及ばん」そう言うスネイプの目に、何かハリーには気に入らないものがあった。スネイプはにこりともせず、二人を見み据すえたまま、後ずさりして部屋を出ていった。
ハリーが怪訝けげんそうにゴブレットを見ていたので、ルーピンが微笑ほほえんだ。
「スネイプ先生が私のためにわざわざ薬を調ちょう合ごうしてくださった。私はどうも昔から薬を煎せんじるのが苦手にがてでね。これはとくに複ふく雑ざつな薬なんだ」
ルーピンはゴブレットを取り上げて匂においを嗅かいだ。
「砂糖さとうを入れると効きき目めがなくなるのは残念だ」
ルーピンはそう言ってひと口飲み、身震みぶるいした。
门开了,斯内普走了进来。他手上拿着一个高脚杯,微微冒着热气,看见哈利,他停住脚步,黑眼睛眯了起来。
“啊,西弗勒斯,”卢平微笑着说,“多谢。把它放在书桌上好吗?”
斯内普把还冒着热气的杯子放下来,他的目光在哈利和卢平之间来回移动。
“啊,西弗勒斯,”卢平微笑着说,“多谢。把它放在书桌上好吗?”
斯内普把还冒着热气的杯子放下来,他的目光在哈利和卢平之间来回移动。
“我正在让哈利看我的格林迪洛。”卢平指着那水箱高兴地说。
“令人着迷。”斯内普说,却并没有往那里看,“你应该直接喝下去,卢平。”
“是,是,我会喝的。”卢平说。
“我做了满满一锅呢,”斯内普说,“要是你还要的话。”
“令人着迷。”斯内普说,却并没有往那里看,“你应该直接喝下去,卢平。”
“是,是,我会喝的。”卢平说。
“我做了满满一锅呢,”斯内普说,“要是你还要的话。”
“明天我很可能还要喝一点。多谢,西弗勒斯。”
“别客气。”斯内普说,但他眼睛里有一种神色是哈利不乐意看的。斯内普退出房间的时候,脸上没有微笑,还一副有所戒备的样子。哈利好奇地看着那个高脚杯。
卢平微笑着。
“别客气。”斯内普说,但他眼睛里有一种神色是哈利不乐意看的。斯内普退出房间的时候,脸上没有微笑,还一副有所戒备的样子。哈利好奇地看着那个高脚杯。
卢平微笑着。
“斯内普教授好心为我调制了一服药剂,”他说,“我对调制药剂一直不大在行,而这一服又特别复杂。”他拿起高脚杯,闻了闻。
“可惜不能放糖。”他又加了一句,啜饮了一口,发起抖来。
“可惜不能放糖。”他又加了一句,啜饮了一口,发起抖来。