「マルフォイは知ってるんだ」出し抜けにハリーは言った。
「『魔ま法ほう薬やく学がく』のクラスで僕ぼくに何て言ったか、覚えてるかい? 『僕なら、自分で追いつめる……復ふく讐しゅうするんだ』」
「僕たちの意見より、マルフォイの意見を聞こうってのかい?」ロンが怒った。
「いいかい……ブラックがペティグリューを片かたづけた時、ペティグリューの母親の手に何が戻った? パパに聞いたんだ。――マーリン勲くん章しょう、勲くん一いっ等とう、それに箱に入った息子むすこの指一本だ。それが残った体の欠けらの中で一番大きいものだった。ブラックは狂ってる。ハリー、あいつは危き険けん人じん物ぶつなんだ――」
「マルフォイの父親が話したに違いない」ハリーはロンの言葉を無む視しした。「ヴォルデモートの腹ふく心しんの一人だったから――」
「『例のあの人』って言えよ。頼むから」ロンが怒ったように口を挟はさんだ。
「――だから、マルフォイ一家は、ブラックがヴォルデモートの手下だって当然知ってたんだ――」
「――そして、マルフォイは、君がペティグリューみたいに粉こな々ごなになって吹っ飛ばされればいいって思ってるんだ! しっかりしろよ。マルフォイは、ただ、クィディッチ試合で君と対決する前に、君がのこのこ殺されにいけばいいって思ってるんだ」
「ハリー、お願い」
ハーマイオニーの目は、いまや涙で光っていた。
「お願いだから、冷れい静せいになって。ブラックのやったこと、とっても、とってもひどいことだわ。でも、ね、自分を危険きけんにさらさないで。ねぇ。それがブラックの思うつぼなのよ……ああ、ハリー、あなたがブラックを探したりすれば、ブラックにとっては飛んで火に入る夏の虫よ。あなたのご両親だって、あなたが怪け我がすることを望んでいらっしゃらないわよ。そうでしょう? ご両親は、あなたがブラックを追つい跡せきすることをけっしてお望みにはならなかったわ!」
「父さん、母さんが何を望んだかなんて、僕ぼくは一生知ることはないんだ。ブラックのせいで、僕は一度も父さんや母さんと話したことがないんだから」
ハリーはぶっきらぼうに言った。
“你要听马尔福的劝告而不听我们的吗?”罗恩狂怒着说,“听着......你知道布莱克结果了小矮星彼得之后,小矮星彼得的妈妈得到的是什么吗?爸爸告诉我—— 是梅林爵士勋章,一级,还有就是盒子里装着的小矮星彼得的手指。这是人们能够找到的他的最大一块遗骸。布莱克疯了,哈利,而且他是危险的—— ”
“马尔福的爸爸一定告诉他了,”哈利说,不理罗恩刚才说的话,“他是伏地魔的核心人物—— ”
“说神秘人,行不行?”罗恩生气地打断他。
“—— 而马尔福愿意看到你炸成百万个碎片,就像小矮星彼得那样!弄弄清楚吧,马尔福正巴不得你在魁地奇比赛以前就自己找死呢。”
“哈利,求你了,”赫敏说,现在她眼里闪耀着泪光,“求你理智些。布莱克做了一件非常非常可怕的事情,但是别让你自己处在危险之中啊,那正是布莱克巴不得看到的..哦,哈利,要是你去找布莱克,那你正是亲自送到他手里去了。你的妈妈和爸爸不愿意你受到伤害,对不对?他们永远不会要你去找布莱克的!”