「エクスペリアームス! 武器よ去れ!」
ハリーが叫んだ――が、叫んだのはハリーだけではなかった。ドアの蝶ちょう番つがいがガタガタ鳴るほどの衝しょ撃うげきが走り、スネイプは足元から吹っ飛んで壁かべに激げき突とつし、ズルズルと床に滑すべり落ちた。髪かみの下から血がタラタラ流れてきた。ノックアウトされたのだ。
ハリーは振り返った。ロンとハーマイオニーも、ハリーとまったく同時にスネイプの武器を奪うばおうとしていたのだ。スネイプの杖は高々と舞まい上がり、クルックシャンクスの脇わきのベッドの上に落ちた。
「こんなこと、君がしてはいけなかった」
ブラックがハリーを見ながら言った。
「わたしに任まかせておくべきだった……」
ハリーはブラックの目を避さけた。果たしてやってよかったのかどうか、ハリーにはいまだに自信がなかった。
「先生を攻こう撃げきしてしまった……先生を攻撃して……」
ハーマイオニーは、ぐったりしているスネイプを怯おびえた目で見つめながら、泣きそうな声を出した。
「ああ、私たち、ものすごい規則きそく破りになるわ――」
ルーピンが縄目なわめを解とこうともがいていた。ブラックが素早すばやく屈かがみ込こみ、解き放はなした。ルーピンは立ち上がり、紐ひもが食い込んでいた腕うでのあたりをさすった。
「ハリー、ありがとう」ルーピンが言った。
「僕ぼく、まだあなたを信じるとは言ってません」ハリーが反発した。
「それでは、君に証しょう拠こを見せる時が来たようだ」ブラックが言った。
「君――ピーターを渡わたしてくれ。さあ」
ロンはスキャバーズをますますしっかりと胸に抱きしめた。
“除你武器!”他大叫道—— 不过这样叫的不止他一个人。一声爆炸,震得那扇门在铰链那儿摇晃起来;斯内普离地而起,擅到墙上,然后又滑到地板上,从头发下面渗出一缕鲜血。他被打昏了。
哈利四面一看,罗恩和赫敏恰巧都在同一时刻设法解除了斯内普的武装。斯内普的魔杖高高地飞出一个弧形,掉在床上克鲁克山旁边。
“你们不应该这样做,”布莱克看着哈利说,“你们应该让我来对付他..”
哈利躲开布莱克的眼睛,到现在他也不清楚自己做得对不对。“我们攻击了教师..我们攻击了教师..”赫敏啜泣着说,害怕地看着了无生气的斯内普。“哦,我们的麻烦大了..”卢平在挣脱束缚。布莱克迅速弯下腰给他解开。卢平伸展了一下四肢,抚摸着带子在双臂上勒出的印痕。
“谢谢你,哈利。”他说。
“我还没说我相信你呢。”哈利回嘴说。
“那么现在正是我们向你们提供一些证据的时候,”布莱克说,“你,孩子,把彼得给我。现在。”
罗恩把斑斑抓得更加靠近了自己的胸膛。