「僕、ペティグリューとの絆なんて、ほしくない! あいつは僕の両親を裏切うらぎった!」
「これはもっとも深しん遠えんで不ふ可か解かいな魔法じゃよ。ハリー、わしを信じるがよい……いつか必ず、ペティグリューの命を助けて本当によかったと思う日が来るじゃろう」
ハリーにはそんな日が来るとは思えなかった。ダンブルドアはそんなハリーの思いを見通しているようだった。
「ハリー、わしは君の父ちち君ぎみをよう知っておる。ホグワーツ時代も、そのあともな」ダンブルドアがやさしく言った。「君の父君も、きっとペティグリューを助けたに違いない。わしには確かく信しんがある」
ハリーは目を上げた。ダンブルドアなら笑わないだろう。――ダンブルドアになら話せる……。
「昨日きのうの夜……僕ぼく、守しゅ護ご霊れいを創つくり出したのは、僕の父さんだと思ったんです。あの、湖の向こうに僕自身の姿を見た時のことです……僕、父さんの姿を見たと思ったんです」
「無む理りもない」ダンブルドアの声はやさしかった。
「もう聞き飽あきたかも知れんがの、君は驚くほどジェームズに生き写しじゃ。ただ、君の目だけは……母はは君ぎみの目じゃ」
ハリーは頭かぶりを振ってつぶやいた。
「あれが父さんだと思うなんて、僕、どうかしてた。だって、父さんは死んだってわかっているのに」
「愛する人が死んだ時、その人は永久に我われ々われのそばを離はなれると、そう思うかね? 大変な状じょう況きょうにある時、いつにも増して鮮せん明めいに、その人たちのことを思い出しはせんかね? 君の父君は、君の中に生きておられるのじゃ、ハリー。そして、君が本当に父親を必要とする時に、もっともはっきりとその姿を現すのじゃ。そうでなければ、どうして君が、あの守護霊を創り出すことができたじゃろう? プロングズは昨夜さくや、再び駆かけつけてきたのじゃ」
ダンブルドアの言うことを呑のみ込こむのに、一いっ時ときが必要だった。
「シリウスが、昨夜、あの者たちがどんなふうにして『動物もどきアニメーガス』になったか、すべて話してくれたよ」ダンブルドアは微笑ほほえんだ。
「まことに天晴あっぱれじゃ――わしにも内ない緒しょにしていたとは、ことに上じょう出で来きじゃ。そこでわしは、君の創り出した守護霊が、クィディッチのレイブンクロー戦でミスター・マルフォイを攻こう撃げきした時のことを思い出しての。あの守護霊は非常に独どく特とくの形をしておったのう。そうじゃよ、ハリー、君は昨夜、父君に会ったのじゃ……君の中に、父君を見つけたのじゃよ」
ダンブルドアは部屋を出ていった。どう考えてよいのか混こん乱らんしているハリーを独ひとりあとに残して。
“这是魔法的最高、最无法参透的境界,哈利。但是相信我..有朝一日你会因为救过小矮星彼得的命而非常高兴的。”
哈利无法想象会有那一天。邓布利多似乎看出了哈利在想什么。
“我很了解你爸爸,在霍格沃茨的时候以及他毕业以后都很了解,哈利,”他温和地说,“我敢肯定,他也会救小矮星彼得的命的。”
哈利抬眼看着他。邓布利多不会笑他..他可以告诉邓布利多..
“昨天晚上..我觉得给我召唤守护神的是我爸爸。我的意思是说,我看见我自己在湖对面的时候..我以为我看见他了。”
“很容易犯的错误,”邓布利多温和地说,“我想你已经听厌了,不过你真是特别像詹姆。除了眼睛之外..你眼睛像你妈妈。”
哈利摇头。
“认为是他,这是愚蠢的,”他喃喃地说,“我的意思是说,我知道他已经死了。”
“你以为我们爱过的死者会真正离开我们吗?你以为在有大麻烦的时候我们就不会比以前更加清楚地回忆起他们来吗?你爸爸活在你身上,哈利,在你需要他的时候,他在你身上表现得最清楚。不然你怎么能够产生那么特殊的守护神呢?尖头叉子昨晚凭借你而出现了。”